「■福島県の文化」カテゴリーアーカイブ

BANCHAN WORLD の福島県内をテーマにしたカテゴリーです.

石筵ふれあい牧場【郡山見聞録#91】

郡山市中心部から磐梯熱海に約30分ほど車で向かったところに,石筵ふれあい牧場がある.石筵と書いて「いしむしろ」と読む.この牧場は,財団法人の郡山市観光交流振興公社が運営しているものである.広々としていて,きれいに整備された公園といった感じの牧場なので,小さな子供連れやファミリーで,園内でボール遊びをしたりすることも可能である.見られる動物は,馬,ポニー,ロバ,羊,うさぎ,クジャク,モルモットなどのほか,乗馬体験ができ,川沿いでは,いも煮会やバーベキューができる施設もある.さらに,おもしろ自転車やマウンテンバイク,ターゲットバードゴルフなどのスポーツ施設や芝生の広がるふれあい広場,遊歩道,水遊びができるじゃぶじゃぶ川も設けられている.
「おもしろ自転車」とは,前の二人がけ席の人がペダルをこいで,池の周りのコースをぐるりと1周できるもの(乗るのは無料)であるが,最初は下り坂でスイスイいけるのであるが,池を半分まわったあたりから,今度は登り坂で戻ってこなければならず,ペダルをこいであがってくるのに想像以上に力を要する.ときどき後ろに同乗していた子供たちに押してもらっている微笑ましい光景が見られる.
さらに人気の施設として,園内にあるバーベキューハウスがある.こちらは,自分たちで持ち込むバーベキューではなくて,肉・野菜・ライスがセットとなった料金が設定されていて,その場で食べるバーベキューである.牛肉,豚肉,ラムのそれぞれのセット(ミックスもある!)が用意されているので,準備をするのは面倒だがバーベキューはやりたい!という方にとっては,ありがたい施設である.バーベキューハウス内の屋内と,その隣に併設されている屋外(屋根付きである),どちらでも肉を焼くことが可能である.
牧場の入場料は大人300円,小中学生150円.9:30から16:30開園.火曜日休園.11月中旬から4月中旬までは冬期閉園となるのでご注意を.(2015,09)

鏡石町の「田んぼアート」【郡山見聞録#90】

岩瀬牧場からの帰り道,道路脇に「田んぼアート」と書かれた道案内の看板が立てられていたので,気になって矢印の案内に導かれていった.その先は,JR鏡石駅の裏(東側)にある鏡石町図書館であった.靴を脱いで図書館に入り,図書館カウンター受付で簡単なアンケートに答え,エレベーターに乗って4階へ.展望台から田んぼを眺めると,田んぼの中に浮かび上がる絵を眺めることができる.コンセプトは「窓から眺める絵本~もう一つの図書館~」.この取り組みは2012(平成24)年から行われており,今年で4回目となる.今年の絵のテーマは「浦島太郎」.亀にのる浦島太郎と,町の公式キャラクター「牧場のあーさー(牛)」が描かれており,4階から見下ろしたところの田んぼ1面にアートが広がっている.色合いは本物の稲で表現されており,緑は「天のつぶ(うるち)」,紫(黒)は「紫大黒(古代米)」,黄色は「黄大黒(古代米)」,白は「ゆきあそび(観賞用)」,赤は「べにあそび(観賞用)」,橙は「あかねあそび(観賞用)」という稲が用いられているという(公式HPより).昨年は,約1万7千人が訪れたといい,岩瀬牧場の帰り足に寄ってみるのも面白い.見頃は夏,稲刈りが終わると当然ながら見られなくなる.閲覧時間は9:00~18:30,月曜日は休館日(祝日の場合翌日)となる.(2015,09)

岩瀬牧場(鏡石町)のソフトクリーム【郡山見聞録#89】

郡山市から南へ約30分走ったところに岩瀬牧場がある.1880(明治13)年に宮内省御開墾所として開設したのが始まりで,日本で最初の国営牧場・西欧式牧場となっている.場内には,遊びふれあうをテーマにした遊具や乗馬体験をはじめ,体験コーナーとしてエサやり体験,バター作り体験(要予約),そしてバーべーキュー(バーベキューセットを頼んで,炭から火をおこすもの)など,幅広く楽しむことができる.また,7月~11月までの毎月1回日曜日には,地元の地場産品を販売する岩瀬ファーマーズマーケットが開催され,派手さはないが地道にイベント開催などで集客を図っている.(ただ,施設は全般的に何となく古くなっている感が否めないが...)
そして,牧場と言えば「ソフトクリーム」.ここのソフトクリームも例外なく,濃厚でクリーミーなソフトクリームで一度は食べてみる価値がある.値段は350円也.ソフトクリームは入場口を入った奥の売店にて販売をしているので,ソフトクリームのみを食べたいとき(場内の入園はしない時)は入場口の係員にその旨を伝えると,入場料500円は払わずに売店まで入っていくことが可能である.思ったよりも看板が少ないので,ナビや地図を見ながらたどり着くと良い.県立岩瀬農業高校の隣にある.(2015,09)

大安場史跡公園【郡山見聞録#88】

「子供をどこで遊ばせていますか?」との問いかけに,「大安場史跡公園」に行ってますよ」という答えが返ってきた.あまり聞き慣れない公園だったので調べてみると,国道49号をいわき方面に少し走った田村町に,大安場史跡公園が整備されていた.この公園は,4世紀後半に造られた東北最大級の前方後方墳(お墓)と4基の円墳が復元された(国の史跡にも指定された)もので,復元された古墳とあわせて,鉄筋コンクリート造りのガイダンス施設,野焼き・煮炊きが体験できる体験広場,遊具やブランコのある冒険広場などが整備されている.面積は6.5ha.2009(平成21)年4月に全面オープンとなった.古墳の頂上までは階段で登ることができ,頂上からは郡山市街地が一望できる.「大安場」という名前も,古墳であることを考えると的を得ている地名で,大いに安らぐ場として「大安場」なのである.住所も郡山市田村町大善寺字大安場160番地となっている.
ちなみに,子供を遊ばせる冒険広場は,第2駐車場の方が便利である.ガイダンス施設のある大きな駐車場は第1駐車場,そこに入らず道路をまっすぐ進んだところに,門のついた左に曲がる小さな道があり(看板等がなくてちょっとわかりづらい),そこが第2駐車場となっている.公園開園時間は8:30~19:00(10月~2月は17:00まで).(2015,09)

郡山うねめまつり【郡山見聞録#87】

夏の風物詩「うねめまつり」が,今年も8月6日から8日までの3日間開催された.采女(うねめ)とは,日本の朝廷で天皇や皇后の近くで,食事など身の回りの世話行う女官のことを指し,平安時代ころまで続いていたという.
ではなぜ,郡山でうねめ祭りかというと,約1300年前の安積(郡山)は冷害つづきで,朝廷への貢ぎ物ができなかった.王様が郡山へやってきたとき,おもてなしの宴を開催した際,「春姫」という女性に心惹かれ,この春姫をうねめとして朝廷へ献上することを条件に,貢ぎ物を3年間免除することとなった.春姫は恋する次郎という男性と別れを告げて都(奈良)へ向かったが,愛する次郎のことが忘れられず,こっそり郡山へ戻ってきた.しかし,次郎は既に死んでおり,後を追って身を投げたという郷土の伝説があり,それを主題とした「うねめまつり」を開催しようとのことで,1965(昭和40)年から開催されるようになったのである.今年は第51回目となる.
駅前大通りと駅前アーケード,うすい百貨店前のなかまち夢通りは交通規制がかけられ,屋台などが出店する.そして,7日と8日の夕方に行われる市民参加型の「うねめ流し踊り」で,祭りの頂点を迎える.1部と2部に分かれて17時30分から2時間,それが2日間行われるので,合計4つのグループに分かれ,1グループあたり25団体が参加,つまり2日間でのべ約100団体が参加することになる.踊りを見てみると,踊りの基本形はあるが,それぞれアレンジをして自由に踊っている感じで,観客に見せるというよりは,参加して楽しむといった感じである.そして,踊りの列の途中で何故だかひょっとこの踊りが突如として現れるのであるが,せわしなく水槽の中で動くイトミミズのようであり,なんだか滑稽である.プログラムを見てみると「うねめ流し踊り・ひょっとこ踊り」と記載されているので,高柴デコ屋敷の「ひょっとこ」出現もオフィシャルなものとして認められている.(2015,09)

復活!「郡山見聞録」【郡山見聞録#86】

8年ぶりに郡山へ戻ってきました.この間,東日本大震災の発生,原子力災害による被害など,色々なことが起こりました.これから,元気な!「郡山」を再び発信していきたいと思います.どうぞ,よろしく!!(2015,09)

キャンドルナイト希望のあかり2014~会津【会津考察#51】

Candle Night 2014 in Aizu


キャンドルナイト2014・会津会場

 


 東日本大震災から3年目を迎える2014年3月.県内各会場でキャンドルナイト希望のあかりが開催された.会津会場は県立博物館で開催され,来場する人の思いをキャンドルホルダーに描き,3.11のメッセージを未来へ届ける光である.監修・プロデュースとして,キャンドルアーティスト・Candle
JUNEが手がけており,犠牲者への哀悼と復興への思いがキャンドルで灯されていた.

駐車場から県立博物館入り口へ

横断幕

あかべこもいた

メッセージを書きます
 
キャンドルには思いのメッセージが込められている

キャンドルの中

プロデューサーのCandle JUNE(キャンドル・ジュン)が挨拶していた

だんだん暗くなって,灯りが見えてきた.
 
 
そして,真っ暗に.
 

甘酒と豚汁が振る舞われた

会津若松見聞録【#1-#8】[一括掲載]

(このページは2012年~2014年に掲載したものです)

No.8 一世を風靡した「わけわかまつ!」

今から20年以上も前だろうか,会津地方の小中高生の間で大流行した言葉が「わけわかまつ~!」である.意味は,「訳わかんな~い!」「わけわかめ!」と同じく,意味が分からない,訳がわからない,といった時に使われるのであるが,ちょっとした会話の落ちに突然「わけ,わかまつ~!」と叫ぶので,なんだかこっちも「わけ,わかまつ~!」っていう感じ.
訳がわからないの「わからない」と,会津若松の「若松」をかけた言葉で,この流行語は恐ろしいほど会津地方に伝播していった.例えば,
先生「はーい,これから抜き打ち数学テストを行う!」
生徒「えー,わけわかまつ~!」
今となっては,ほとんど死語に近い言葉となっているが,ユーモア溢れるご当地ギャグとして,「ならぬものはなりませぬ」と同様に,後世に受け継いでいって欲しいものである.(2014,02)

No.7 漢字4文字の市「会津若松市」

証明書を申請するとき,懸賞にハガキで応募するとき,病院で初診にかかるときなど,住所を書く機会はよくある.福島県会津若松市○○○大字○○字○○・・・・,この会津若松市を書くとき,4文字を書かなければならないのは,結構億劫だったりする.市中心部ならまだいいが,合併した旧町村部など大字や字のつく地域では,漢字がずらずらと並んでおり,もっと簡単に記載ができないものか,とつい思ってしまう.そこで,同じような思いをしている人がいるのかと思い,全国に漢字4文字以上の市がいくつかるか調べてみると,市は20市,町村では27町村が存在していて,全国1742市町村のうち,47市町村の住民は同じ思いをしているに違いない(ちなみに福島県内では,会津坂下町,会津美里町の2町が該当する).会津若松というネーミングはとても気に入っているので,それはそれで良いのだが,会津若松市内で完結する書類などのときは,わざわざ「会津若松市」と書かず,「市内」と2文字だけ記入してしている次第である.
ちなみに,漢字4文字以上の市はこちら・・・五所川原(青森),陸前高田(岩手),由利本荘(秋田),会津若松(福島),常陸太田(茨城),常陸大宮(茨城),那須塩原(栃木),那須烏山(栃木),東久留米(東京),武蔵村山(東京),富士吉田(山梨),北名古屋(愛知),近江八幡(滋賀),河内長野(大阪),大阪狭山(大阪),大和郡山(奈良),大和高田(奈良),安芸高田(広島),山陽小野田(山口),四国中央(愛媛),土佐清水(高知),豊後大野(大分),豊後高田(大分),薩摩川内(鹿児島)(2014,02)

No.6 会津若松の除雪は本当に下手なのか?

よく会話の中で「南会津や裏磐梯・猪苗代の方は除雪がきれいなのに,会津若松の除雪は下手だ」などという声を耳にする.床屋に行っても,飲み屋の会話でも聞いたことがある.これは,会津若松の気象条件と交通量によって,どうしてもそうなってしまうのではないか,と感じる.
まず,南会津や裏磐梯・猪苗代は気温が低くて除雪し終わっても道路の雪が融けることがないため,よほど気温が一気に上がらない限り,シャーベット状のザケた雪となることが少ない.そして,車の量が少ないため,除雪した後の道路もそれほど痛まない(というか汚れない?)で済む.
一方,会津若松市内では,標高が200m程度なので日中の気温が高くなり(0℃を超える),除雪したあとの路面の雪がすぐ融けてしまう.そして,交通量が多いため,シャーベット状の雪のひどさにさらに輪をかけてしまう.また,市ではトラックで運んだ雪を捨てる排雪場所を3カ所設けているのだが,城下町特有の狭い道路も多くあり,大雪が降ってしまうと排雪に時間がかかってしまうのである.つまり,会津若松の除雪が下手なのではなく,会津若松の気象や交通条件などによって,どうしても降り積もった雪の状態が悪くなってしまうのである.毎朝早くから出動している作業員の方には,頭の下がる思いである.(2014,02)

No.5 大雪の降り方にも違いが・・・

年に数回はドカ雪となる会津地方である.その大雪の降り方には大きく分けて2つの種類があるように思う.
一つは,西高東低の冬型の気圧配置となり,天気図の等圧線が本州に何本もかかるときである.シベリアからの湿った空気と上空の寒気によって気温が下がり,細かくてサラサラの雪がシンシンと降り積もるタイプ.雪が降った直後は,降り積もった雪もフワフワなので,スコップでかくのも楽なのであるが,気温が低いため,かいた雪がなかなか融けてくれない.
そしてもう一つは,春によく見られるのであるが,太平洋側に低気圧が通過して,関東やいわき地方でも雪が降るもので,こちらはボタボタと大粒の雪で,水分を含んだ重たい雪で,雪かきするときも腰に力を入れて運ばなくてはならず,一苦労な雪である.しかし,気温が高いため比較的融けるのも早く,日の当たるところにおいておけば,数日であっという間に融けてしまう雪である.
いずれにしても大雪はいやなのであるが,大粒で湿った重たい雪が降ってくると,春ももうすぐだなぁ~,もう一踏ん張り!という思いにさせてくれる,そんな雪であった.(2014,02)

No.4 田中茂風呂ショップ

会津若松を車で走っていて,時々目に入ってくるものに「田中茂風呂ショップ」という看板がある.何の商品を取り扱っているのかは想像がつくのであるが,気になるのはそのネーミング.おそらくオーナーが「田中茂」さんなのだろうが,名字の田中だけにとどめずに名前をつけており,それも本当に「ふつー」のお名前(すいませんm(_ _)m),そこに風呂ショップという,これまた「ふつー」に名前をつけており,単刀直入でわかりやすくていい.横文字風にして,「タナカバスショップ」にすると大型バス販売ディーラーと間違えてしまうし,「田中風呂センター」だと日帰り健康センターの入浴施設と間違えられかねない.「田中バスセンター」にいたっては駅前バスターミナルになってしまう.田中さんは日本に多くある名字なので,差別化を図るためにあえて名前をつけたのかも.そう考えると,もっとも的確なネーミングとして,この「田中茂風呂ショップ」に落ち着いたのだろう.ホームページで調べても情報が載っていなく,お店には一度も足を運んだことがないのであるが,車を運転していると,つい気になってしまう「田中茂風呂ショップ」なのであった.(2013,12)

No.3 分別によって違うゴミステーション

会津若松市のゴミ分別は,大きく分けて7種14分別に分けられているが,ゴミの分別によってゴミ集積場(ステーション)の場所が違うので注意が必要である(地区による.特に市街地部で違う場合が多いようである).燃やせるゴミ・燃やせないゴミ・古紙類は「ごみステーション」に出して,かん類・びん類・ペットボトル・プラスチック製容器包装は「資源物専用ステーション」へ出すのである.なぜこのように2種類に分かれているのか,ここからは推察なのであるが,ごみステーションより資源物専用ステーションの方が数が少ないのであるが,資源物回収については回収する総量が燃やせるゴミなどに比べると少ないので(回収も原則週1回~月2回),回収地点を少なくして効率よく収集するためなのではないかと思われる.
紛らわしいのは古紙類で,古紙の収集日は資源物と同じ週1回となっているのだが,資源物専用ステーションではなく,ごみステーションに出すこととなっているのである.そのため,週1回の資源物のゴミ出しの日には,まず段ボールや新聞紙などの古紙類をごみステーションまで運んで,次に,びんかん類やペットボトル,プラスチックのゴミを資源物専用ステーションまで運ぶという,手間のかかるものとなっている.
資源物専用ステーションでは,ゴミを捨てるための専用の大きなケースを,自治会で割り当てられた担当者が朝早くセッティングするルールとなっている(資源物ステーションでは,プラスチック以外はビニール袋から取り出して専用のケースに入れなければならないため,このように専用のケースを自治会でセッティングしているのである).引っ越した当初は,このごみステーションと資源物専用ステーションの違いが分からずに,出す場所に戸惑った次第である.同じように思う人が多いためか,ごみステーションに「ここに資源物は出さないでください」といった張り紙を多く見かける.(2013,12)

No.2 アピオとアピタ

「昨日,アピタに子供と行ってきた」とか,「今度の日曜日,アピオでイベントがあるんだって」という会話が交わされる.この「アピオ」と「アピタ」,初めは同じ施設なのかと思いきや,このふたつ,全くの別物なのである.まず,アピオから.
アピオの正式名称は「会津アピオ」であり,会津若松インターチェンジの西側に広がる物流団地のことである.1998(平成10)年から施設がオープンしており,団地内には,リオン・ドール 会津アピオ店,レオクラブ TSUTAYA 会津アピオ店,ブックオフ 会津アピオ店,ドトール 会津若松アピオ店,サンドラッグ 会津若松アピオ店,マクドナルド 会津アピオ店,カワチ 会津アピオ店,コスモ石油 アピオSS,ケーズデンキ by Denkodo 会津若松本店,西沢書店,プラネット,ビビホーム大和一,東邦銀行会津アピオ支店,会津アピオ郵便局,福島銀行ATM,会津信用金庫ATMなどの店舗が存在している.隣接地には,ユニクロ,西松屋,イエローハットなどもある.基本的に独立店舗なので,それぞれの店に行くには,車に乗って駐車場を渡り歩く必要がある.
次にアピタ.こちらは愛知県に本社を置くユニー(株)が展開している大型ショッピングセンターで,西若松駅の西側,神指町のオリンパス工場近くにある.イオンモールなどがない会津若松にとっては,テナントの多く入る唯一の大型ショッピングセンターであり,週末は子供連れの家族が多く訪れるスポットとなっている.家族で行くところがないと,「とりあえず,アピタに行ってみようか」という程,小さな子供を持つ親にとってはありがたい存在で,店内も広々としており,いくら走り回っても大丈夫である(!?).(2013,12)

No.1 おかえりなさい「会津若松」へ

実に34年ぶりに住むことになった会津若松市.幼稚園まで住んでいたときと,良くも悪くも,あまり大きく変わることもなく,ゆっくりと会津の時を刻んでいます.歴史・文化の色濃く残る会津若松市は,人口約12万5千人.鶴ヶ城をはじめ,飯盛山・御薬園・東山温泉など,数多くの観光施設が存在して,多くのお客様を迎え入れています.東日本大震災後の原発事故により,福島県全体が放射能汚染されているように捉えられがちですが,会津地方は放射線量も低く,訪問についても心配する必要はありません.これから,会津若松地方の見聞録をシリーズで掲載します.お楽しみに・・・.(2012,06)

(このページは2012年~2014年に掲載したものです)

Bar Octave(バー・オクターブ)【会津考察#50】

Bar Octave (Aizu-wakamatsu city)


ジャズのライブが聞けるバー・オクターブ

 


 会津若松市でジャズのライブが聞けるバーがある.Bar Octave(バー・オクターブ)は550種を超える洋酒をそろえたカクテル&ウィスキーバーで,月に2回,会津若松市では貴重なジャズのライブが聞けるお店である.
ライブは,第2・第4木曜日に開催され,1stステージは21:00~(30分間),2ndステージは22:00~(30分間),別途チャージ料はとられない.第2木曜日はドラム・ベース・ピアノのトリオ,第4木曜日はギター・ベース・ピアノのトリオ,その他,不定期でライブ演奏が行われている.2ndステージではリクエストも受け付けているので,お気に入りの曲があればマスターに伝えてみるのもよい.
また,店にはメニューがない.今月のおすすめカクテルというものが案内されているが,基本的には自分の知っている飲み物をオーダーするか,マスターにこんなカクテルが飲みたい!おすすめのカクテルは?などと伝えて,オーダーをする.メニューがなくても気さくで静かに語りかけるマスターなので,臆することなくお酒を楽しむことができる.ちなみに,マスターは日本バーデンター協会福島県本部会津支部の技術研究部長を務めており,国際バーテンダー協会(I.B.A)認定のバーテンダーである.
お値段は,カクテル2杯飲んで,2000円~3000円程度,二次会以降のお酒を落ち着いて楽しむバーである.営業時間は19時~4時.

今月のおすすめカクテルが置かれているが,
基本的にメニューはないので,マスターに気軽にオーダーする.

私の好きなカクテル「雪国」
 
洋酒がずらずらと並べられている.
一人で来たときはカウンターへ.マスターとの会話が弾む.

第2・第4木曜日はジャズライブが聴ける.
ミュージックチャージはない.
 
アイリッシュコーヒー
温かいコーヒーのカクテル.

木目調のムードある落ち着いた店内

奥会津ごっつおまつり(金山町)【会津考察#49】

Oku-Aizu local cooking Festival (Kaneyama-town)


奥会津ごっつおまつり

 


 奥会津のごちそう,郷土料理が勢揃いするイベントが,奥会津ごっつおまつりである.金山町が主催となっているが,只見町や三島町など周辺の奥会津町村の食材もそろっており,会場内では新そば早食い大会やおもりそ釣りゲームなど,イベント盛りだくさんとなっている.2013(平成25)年は10月26日(土)~27日(日)に開催され,初日はあいにくの雨模様であったが,多くの観光客で賑わっていた.会場は,金山町の町民体育館前(道の駅奥会津かねやまのちょっと手前)となっている.

町民体育館隣のグランドが臨時駐車場となる.

こちらは本部.後ろは町民体育館.

テントの中にごっつおが並んでいる.

金山町特産の赤かぼちゃのロールケーキ

地元のおばぁちゃんが丹誠込めて作ったごっつお.

どぶろくコーナー

倉庫を開放してそば販売.
 
いろいろな地区の新そばが味わえる.
 
(左)冷たいそば.500円.香りが高くとても美味い!
(右)温かい鳥そば.600円.こちらも香りが高くとても美味い!
 
ごっつお汁(300円)と味ぶかし(350円)

味噌カンプラ(150円)
じゃがいもに味噌が塗られている.
 
只見名物「マトンケバブ」

テーブルコーナーで食べられる.

炭酸水.金山町で自噴する炭酸水である.

川口高校生徒によるお茶のお点前.

イベントステージ.

ゴミは分別して捨てましょう.
【公共交通案内】
●JR只見線 会津中川駅下車 徒歩で約1分

会津清酒屋台村(会津若松市)【会津考察#48】

Aizu Japaneze sake stand festival (Aizu-Wakamatsu city)


会津清酒屋台村

 


 今回で第5回目を迎える会津清酒屋台村.会津清酒消費拡大推進協議会(事務局:会津若松酒造協同組合)が主催となって実施しているイベントで,野口英世青春広場において,2013(平成25)年10月25日に開催された.会津清酒にあうおつまみ類が屋台として並び,秋のお酒となる「ひやおろし」が各種楽しめるものとなっている.
ひやおろしとは,冬に仕込んだ新酒が秋にほどよく熟成し,その日本酒を通常は2回火をいれているところを,1回のみ火を入れて冷やのまま出荷用の木樽へとおろし,樽詰めしたことからこのように呼ばれるようになったという.ひやおろしは,作りたての豊かな香りが残っている.
利き酒セットは500円となっており,花春酒造,名倉山酒造,辰泉酒造,榮川酒造,鶴乃江酒造,末廣酒造,石橋酒造場,高橋庄作酒造店,宮泉名醸,会州一酒造,磐梯酒造,稲川酒造展から5種類の組み合わせができるようになっている.
2013(平成25)年はあいにくの雨模様となっていたが,無類の酒好きたちがテントの中で,秋のひやおろしを味わっていた....ちなみに,毎月25日は会津清酒の日となっている.

中央のテントが酒を飲む場所

ひやおろし 1杯は300円

利き酒は5種類で500円 おちょこに入れられる
 
おつまみも売られている

スーツをきた男性が多い

岩魚の塩焼きにおでん,玉こんにゃく

野口英世像 忍耐と記してある
酒には「忍耐」が必要か....
【公共交通案内】
●路線バス(ハイカラさん)
若松駅→鶴ヶ城→会津武家屋敷→飯盛山→若松駅 野口英世青春広場下車

蒼翔祭(会津大学学園祭)【会津考察#47】

Sosyo festival (Aizu University school festival)


会津大学学園祭「蒼翔祭」

 


 福島県立会津大学の学園祭は「蒼翔祭(そうしょうさい)」と呼ばれ,2013(平成25)年は10月12日(土)~13日(日)に行われた.今年(2013年)で創立20周年を迎え,記念すべき区切りの年となっている.1993(平成5)年創立当時の第1回学園祭は蒼翔祭ではなく,翔壮祭(しょうそうさい)と呼ばれており,読み方が逆の発音であった.現在の呼び名に変わったのは第4回(1996(平成8)年)からで,蒼は磐梯山,猪苗代湖,また青く澄んだ空のイメージ,翔はおおきくはばたこうというメッセージ,この2つの意味をあわせて磐梯山や猪苗代湖をバックに大空まで羽ばたいていこうという意味でつけられたという.ちなみに会津短期大学の学園祭は「紅翔祭(こうしょうさい)」とのことで,短大は紅,大学は蒼というシンメトリーとなっている.

壁面に掲げられた垂れ幕

ここから会津大学へ

案内図

秘境ツアーなるものがある
 
学際では必ずつきもののバンド演奏

講義棟の廊下
呼び込みのぬいぐるみも頑張っている

廊下では写真展が行われていた

なんか学生のノリっていう感じ

スタンプラリーも実施

フリーマーケットも開催(管理棟)

大講義室
 
研究棟ではオープンラボを実施中
 
模擬店が並んでいる

メインステージではイベント開催
 
学食は通常時でも誰でも利用できる

図書館も通常時でも誰でも利用できる

子供広場の模擬店
 
会津大学蒼翔祭20周年
【公共交通案内】
●会津若松駅より会津バス 会津大学・松長団地行き約15分 会津大学下車

会津美里ふれあいウォーク【会津考察#46】

Aizumisato friends walking

 


 会津美里ふれあいウォーキングは,会津美里町を会場に4つのコース(10km,5km,3km,歴史探訪コース)に分かれて歩くウォーキング大会である.約1400名の参加がある大規模なウォーキング大会であり,途中おもてなしポイントでは給水所やトイレが設けられ,大人から子供まで楽しみながら歩くことができる.2013(平成25)年10月6日に開催されたウォーキング大会の10kmコースに参加した.
 
会津高田までは会津若松駅から会津バスで.

高田小学校や会津美里町役場駐車場などに車を停められる
 
受付でリボンやお楽しみ抽選券などを受け取る.

町長もご挨拶(すごく小さく写っている).

目抜き通りの国道401号を歩いていく
 
天海大僧正が出家した「龍興寺」を通る
 
初めのおもてなしポイント(給水所)では,麦茶と飴がもらえる.

田んぼのなかを歩く
 
おもてなしポイントでは,仮設トイレも完備されている.

三重塔と一休さんが見えてきたら,まもなく法用寺.
 
法用寺(会津唯一の三重塔)
720(養老4)年に徳道上人によって創建された会津で最も古い天台宗のお寺.

中間地点だ!
 
矢木沢公園では,なすの漬け物や梅干しなどのおもてなしがあった.
高台にある公園で,会津盆地が一望できて眺めがいい.
 
あともう一息でゴール.
 
ゴール近くでは,にぎわい祭りが同時開催されていた.

完歩証が配られてゴール!
 
いも汁が振る舞われて終了となる.
【公共交通案内】
●JR只見線 会津高田駅下車 徒歩で約15分

からむし織りの里(昭和村)【会津考察#45】

Village of the Karamushi texture (Showa-Village)


からむし織の里

 


 福島県昭和村はからむし織の里として知られている.からむし工芸博物館,織姫交流館,郷土食伝承館苧麻庵の3つを総称して「からむし織の里」と呼ばれる施設がある.からむしとはイラクサ科に属する植物で,苧麻(ちょま)・青苧(あおし)といわれ,これを原料とした織物が「からむし織」であり,このからむし織を織る女性を織姫と呼んでいる.からむし織は通気性があって軽く,吸湿性に優れているので,夏の被服素材として最適といわれているが,とても高価なものである.
からむし工芸博物館は,そのからむし織の全てを展示する博物館で,入場料300円,9時~17時の開館である.織姫交流館は,からむし織をはじめとする地場産品の展示販売の他に,からむし体験や生活工芸体験もできる施設となっている.苧麻庵(ちょまあん)は,郷土料理が食べられるレストランであり,10時~16時の営業(夏期),お子様メニューもあるレストランである.昭和村に来たときは,是非とも立ち寄りたい施設である.

広大な駐車場

織姫交流館
からむし織の販売のほかに,体験コーナーもある

地場産品の販売

農産物も売っている
 
からむし織の体験もできる

伝統工芸の実演もやっていた

からむし工芸博物館
中は撮影禁止なので外観のみ

苧麻庵 レストランである

苧麻庵はお座敷とテーブルが半々.清潔感ある店内である.
 
苧麻膳や郷土食膳などのほかに,お子様ランチもある.
  
左から順に,苧麻膳,郷土食膳,お子様ランチである.

世界の苧麻園として,世界各国64種類の苧麻が栽培されている.
【公共交通案内】
●会津鉄道 会津田島駅下車 車で約40分

奥会津麺’sフェスティバル(道の駅会津柳津)【会津考察#44】

Oku-Aizu noodles ‘s Festival (Roadside station Aizu Yanaizu)


奥会津麺ズフェスティバルin柳津

 


 今年(2013年(平成25)年)で3回目を迎えた奥会津麺’sフェスティバル,道の駅会津柳津で開催された.他県を含め10カ所の麺が味わえるとともに,多彩なゲストによるライブステージが行われる.只見線の利活用促進も兼ねているイベントであることから,只見線で来場した方にはサービス券の提供がある.朝はあいにくの雨模様であったが,スタートとともに雨があがり多くの来場者で賑わっていた.

ステージではライブイベントが行われている.

10カ所の「麺」を味わうことができる.

東京焼うどん

金山町ザクザクそうめん・・・何だろう?

富山ブラック麺屋いろはではTV生中継!

西会津味噌ラーメン

喜多方ラーメンに西郷山椒ラーメン

東京新宿の麺屋宗(塩ラーメン)

只見ラーメン山六食堂
 
ということで,富山ブラックを購入.うまかった!
 
麺ばかりではなくイカ焼きやドーナツなども出店.

道の駅会津柳津
【公共交通案内】
●JR只見線 会津柳津駅下車 徒歩約10分

大山祇神社の大山まつり(西会津町)【会津考察#43】

Oyama Festival of Oyamazumi god Shrine (Nishiaizu-town)


大山まつり

 


 大山まつりは,家内安全・五穀豊穣を祈願する祭りで,毎年6月1日~30日の間,大山祇神社(西会津町)で行われている. 大山祇神社は野沢の山の神として広く知られた神様で,遇拝殿が大久保集落にあり,本社は歩いて一時間ほどの大倉山八合目に,そして奥の院が山頂に祀られている.
 
駐車場から境内まで歩いて向かう

大山まつり警察本部

大山祇神社の遇拝殿参道.大久保集落にある.
ちなみに本殿は大倉山の8合目(さらに徒歩1時間).

参道には出店が.
 
大山みやげ.せんべいにあげまんじゅう.ソフトクリームもある.

大山祇神社遇拝殿

大山祇神社遇拝殿

多くの願いが書かれて納められている祈願札

神社から見た参道
 
帰りは西会津名物の味噌ラーメン.
【公共交通案内】
●JR磐越西線 野沢駅下車 大山まつり開催時は西会津町民バスによる臨時バス運行

旧喰丸小学校(昭和村)【会津考察#42】

Former Kuimaru Elementary School (Showa-Village)


旧喰丸小学校の校舎玄関

 



旧喰丸小学校は,田島から国道400号を走ってきて,
国道401号とのT字交差点を越えた右側にある.
(住所は,福島県大沼郡昭和村大字喰丸字宮ノ前1374)
 旧喰丸小学校は,福島県大沼郡昭和村にあった小学校である.1937(昭和12)年に現存する木造校舎が建てられたが,1980(昭和55)年に統廃合により昭和小学校へ統合されて廃校となった.老朽化が激しく取り壊される予定であった木造校舎であるが,坪川拓史監督の映画「ハーメルン」の舞台として撮影されることとなり,撮影完了まで取り壊しが延期されることとなった.2013年7月現在でも校舎の取り壊しは行われていないが,いずれ解体の決断が下されるときを静かに待っている感じがする校舎である.校舎の前には大きなイチョウの木があって,これもまた木造校舎にとてもよいアクセントを与えている.今回は展示会を校舎内で開催していたため,中に入ることができた.

からむし織の里フェア実行委員会の主催により,
森本紀久子展を開催していた.

玄関(入口)を入ったところ

校舎内には,当時の小学生が描いた絵画が
そのまま壁に掛けられている.
机の上に置かれているのは,今回展示の作品.

1・2年生が使っていた教室
  
昔ながらの木の机が残っている.
映画ハーメルンでは,この教室も使われた.当時のまま.

教育目標.当時のまま.

勉強のしかた.当時のまま.

映画のシーンに出てくる鳥・キツツキ?

1979(昭和54)年,廃校前当時の写真がそのまま廊下に掲示されている.
これも映画ハーメルンに出てくる.

静かに余生を送っている旧喰丸小学校なのである.
【公共交通案内】
●会津鉄道 会津田島駅下車 車で約40分
==映画「ハーメルン」の感想==
 能楽を見ているかのような静かにゆったりと流れる映画です.つまり,見る人の感性と想像力によって,それぞれ感動の場面が違ってくる映画です.じんわりと涙が溢れてくる映画でした.
本当の主人公は,校長先生であり,綾子先生であり,リツコのお父さんだと思います.大きな懐の優しさと,だんだんと消えていく寂しさと,けれど最後は心地よい充足感に満たされる映画でした.イチョウから降ってくる鶴の折り紙は,現役世代の野田へ託された願いだったのでしょう・・・,これを見て野田が微笑んでいる姿がとっても救われました.
恐らく,きっと,ミドル世代(それも女性)からじわじわと口コミが広がる映画です.繰り返しになりますが,このゆっくりとした流れが,最後に心地よい感動と満足感につながります.

物産市&Hey!ちゃん市(会津若松駅前)【会津考察#41】

Product exhibition & station square Hey!chan exhibition (The Aizu Wakamatsu station square)


会津若松駅前で開催される物産市

 


 ここ数年,夏になると会津若松駅前のタクシープールと,その隣の駅前公園を使用して「物産市&駅前Hey!ちゃん市」が開催されている.タクシープールではミニSLが運転されていて,無料で乗車することができるので,子供たちには大人気な催しである.物産市では,会津地方各市町村を始め,新潟市や米沢市からも出店があって,夏のひとときを過ごす楽しいイベントである.2013(平成25)年は7月15日に開催された.
 
会場では,ミニSLが走っている.
 
各市町村の物産市が開かれている.

ミニSLは無料で乗ることが可能.
 
駅前公園の方でも開かれている.
 
米沢と新潟からも出店.

湯川村からは「米」

あかべぇ登場!

七日堂裸まいり(柳津・福満虚空蔵尊圓蔵寺)【会津考察#40】

Naked festival in fukuman-kokuzouson-enzoji (Yanaizu town)


綱によじ登る群衆

 


 七日堂裸まいりは,柳津・福満虚空蔵尊圓蔵寺の菊光堂(本堂)の大鰐口を目指し 雪の中を下帯一つの男たちが走るお祭りで,毎年正月7日に開催されている.民衆の力で只見川に凄む竜神を追い払ったという伝説にちなんだものだといい,一年の幸福と無病息災を祈願する.奇祭のひとつに数えられている.一般客の参加も可能で,その場合は月見が丘町民センターにて着替えを行って,本堂の大鰐口を目指す.

月見が丘町民センター(宿泊・温泉施設完備)
一般客はここに集合して,下帯に着替える.

下帯はカウンターで販売している.

出陣前に気合いを入れる男衆.

ひぇ~,寒い!!

圓蔵寺到着.水で清める.

113段の石段を駆け上がると・・・

菊光堂(本堂)の中に到着.
綱を目指して群衆が群がる.

菊光堂(本堂)の中はすごい熱気で,暑い,熱い!
 
わっしょい!わっしょい!のかけ声が続き,
上を目指して綱を登る.
周りの群衆は,登るのを阻止しようとして,ひきづり降ろす.
でも,子供の場合は,逆に上へ上げるように後押しする.

上からは,後ろ側にある階段で下に降りてくる.

終了すると破魔矢などが手渡される.
   
そして,階段を下りたところで,日本酒が振る舞われる.
これで今年一年,無病息災である.

月見が丘町民センターには,
暖かい??足湯(洗面器)が用意されている.
汚れを落とすためのものであるが...
【公共交通案内】
●JR只見線 会津柳津駅下車 徒歩15分程度

城前団地(会津若松市)【会津考察#39】

Siromae Housing complex (Aizuwakamatsu city)


城前団地

 


 一歩足を踏み入れた瞬間,背中にゾクゾクとしたものが走った.このようなすばらしい思想を持った団地開発があって,いまだに現存しているのである.周りの人に城前団地のことを聞くと,決してよい話が返ってこない.今となっては老朽化が激しく,入居者の高齢化も進み,魅力的な居住スペースとは言い難くなってしまった感のある団地なのであろうが,建設当時としては日本の最先端をゆく設計思想が入った団地開発だったはずである.
城前団地の面積は約5.6ha,鶴ヶ城のすぐ近くの北東側にあって,さまざまなタイプの中低層住宅を中心とした団地が建ち並んでおり,市営住宅が多いのであるが,一部県営住宅や民間住宅も混じっている.さらに団地中央には都市公園が整備されており,児童センターや保育園,近隣商業施設(今は機能していない),公衆浴場(銭湯)などの施設もきちんと計画されており,1960(昭和35)年という整備年次を考えると,日本の団地の先駆けであった貴重な開発なのである.
明治時代には,歩兵部隊の兵舎があったところで,戦後は引揚者用の住宅となっていたという.その後,1954(昭和29)年に公営住宅法を受けて,国からの補助金により公営住宅の整備を始め,1960(昭和35)年の住宅地区改良法を受けて,兵舎の住宅を除却し現在の改良住宅を整備したという.
城前団地は建替計画が進められており,平成16(2004)年からは新居入居を行わないこととしているという.今後は順次取り壊しが行われる城前団地であり,この貴重な歴史的遺産ともいえる団地開発を,無くなる前にこの目にとどめておきたいものである.
参考文献:「会津若松市のまちづくりにおける城前団地(福島大学)」

2階建ての低層住宅.
1~2階が使用できるメゾネットタイプのようである.
 
2階建ての低層住宅.
  
2階建ての低層住宅.
 
3階建ての中層住宅.
 
3階建ての中層住宅.
 
3階建ての中層住宅.
  
団地の中央には「つばくろ公園」が配置されている.

保育園も配置されている.保育園は真新しい建物である.

町内会案内図

4階建ての中層住宅であるが,
1階部分は近隣商店街として店舗の入るものであった.
 
平屋建てのものもある.

市道に面した中層住宅.1階の店舗は皆休業.

風呂が設置されている部屋が少ないため,
公衆浴場も配置されている.
  
いろいろなタイプの団地が建てられている.

改造が年月を物語る.
【公共交通案内】
●まちなか周遊バス(ハイカラさん) 若松駅→七日町→鶴ヶ城北口→若松駅(逆回りは「あかべえ」)

束松峠ウォーキング大会(会津坂下町)【会津考察#38】

Tabanematsu Pass walking Festival (Aizubange-Town)


束松峠ウォーキング大会のスタート地点
高寺公民館

 


 束松峠は,福島県会津若松から新潟県新発田に通じる旧越後街道にある峠で,江戸時代における参勤交代路でもあり,また越後から入ってくる塩の道であったことから,当時は大変賑わっていた峠である.旧街道沿いには沢山の史跡が残されており,地元団体である「束松峠を護る会」の活動によって旧街道の保全活動などが行われており,毎年秋には束松峠ウォーキング大会実行委員会(高寺地区公民館)主催によってウォーキング大会が開催されている.

高寺公民館に集合.受付を済ませる.
 
史跡の紹介写真が掲示されている.
右の写真は,只見川に架けられていた舟橋.高寺(舟渡)と片門を結んでいた.

最初は,アスファルトの道路を歩いていく.
 
束松事件現場.手書きの案内看板が立てられている.
元越前藩士・久保村文四郎が会津藩士・高津仲三郎らによって殺害された事件とのこと.

県道・別舟渡線を歩く.

天屋・本名の集落を歩く.
近世の越後街道がここを通るようになると,宿(間の宿)として賑わったところ.
旅籠が軒を並べて,中追馬の基地であった.
束松峠に向かって,道路右側が「天屋(てんや)」,
道路左側が「本名(ほんな)」の集落となる.

集落を過ぎると,なだらかな土の道となる.
 
地元団体の方により,案内板などがつけられている
 
よく見ないと分からないが,歩きやすくするために敷かれた石畳道.
 
一里塚.
越後街道の会津側に残る唯一のもの.男壇と女壇がある.
 
洞門の入口
1882(明治15)年,越後街道の道としてこれまでの急峻な束松峠ではなく,
藤峠(現在の国道49号)を経由にすることになった.
そこで,高寺地区民は旧越後街道の賑やかさを再び取り戻そうとして,
自力で230m程の洞門を掘った.
しかし,鉄道の時代が到来し,夢は叶えられることなく,洞門跡が残ったものである.
夢とロマンのある洞門なのである.

束松峠の頂上.標高460m.
その名の通り,かつては峠の茶屋が2軒並んでいて,あんこ餅が有名だったとか.
はるか彼方に磐梯山が望める.
 
峠の茶屋の名物だった「あんこ餅」
三本松で振る舞われる.
 
松が束ねられているから「束松」
そのひこ(曽孫)にあたる松が生えている.県の天然記念物.
 
ゴールの高寺公民館では,豚汁が振る舞われる.

ウォーキング大会で配布されたマップ
【公共交通案内】
●JR只見線 塔寺駅下車 車で約10分

猪苗代湖漂着水草回収ボランティア(天神浜)【会津考察#36】

Volunteer activity (Tenjin Beach in Lake Inawashiro ) to collect a waterweed cast ashore


猪苗代湖畔に集めた水草(天神浜)

 


 猪苗代湖の湖岸には,風に流れて毎年多くの水草が打ち上げられている.打ち上げられた水草が腐敗することにより水質悪化の一因になっているため,毎年地元団体のボランティア活動によって,水草回収の作業を行っている.ボランティア活動は「清らかな湖,美しい猪苗代湖の水環境研究協議会,ロータリー猪苗代湖水環境協議会」の主催で,9月~10月の毎週土日の午前中に行われている(土曜日は天神浜,日曜日は松橋浜).2012(平成24)年10月13日(土)・天神浜にて参加した模様をお伝えする.

10時から作業開始.作業前の集合ミーティング.
本日は,関東の大手電機メーカーのボランティア団体も参加し,総勢100名を超えた.
長靴と軍手は自分で用意する.ただし,ビニール製の手袋はもらうことができる.

作業で使用する道具は貸し出ししてくれる.

天神浜に打ち上げられている緑色の水草.
これを回収する.
 
このようにみんなで回収.結構いい運動になる.

集めた水草は,バスケットに入れる.

そして,軽トラックに乗せて搬出する.
この水草は堆肥にするとのこと.

作業は午前中で終了となる.

銀山峠ウォーキング大会(柳津町)【会津考察#37】

Ginzan Pass walking Festival (Yanaizu-Town)


軽井沢銀山跡地にある煉瓦の煙突

 


 銀山峠は,福島県柳津町の久保田と軽井沢を結ぶ銀山街道の途中にある峠である.銀山街道とは,会津若松市大町札の辻(四ツ角)から南会津郡只見町小林まで約72
㎞にわたる街道で,戦国時代後期から明治時代中期にかけて日本屈指の銀山(軽井沢銀山)から採掘された「銀」を運搬する人達の往来が盛んだった街道である.銀山は,1896(明治29)年に閉山され,それとともに峠越えの往来は減少して衰微の一途をたどっていった.地元団体の「銀山峠を復活させる会」では,この往年の賑わいを復活させようと,旧街道の利活用に取り組んでおり,毎年秋にはウォーキング大会を実施して,往時を偲んでいる.2012年秋のウォーキング大会の模様をお伝えする.
 
久保田側の入口
地元団体により,銀山峠の道標が建てられている.

緩やかな坂が続いていく
 
旧街道を忠実に歩いていく.
一部,道なき道を歩いていくところもある.
 
そして,途中整備された道路を少し歩いていく.

視界がひらけるところでちょっと休憩.
  
ふたたび,緩やかな山道へ.
急登はないので,ウォーキングしやすい.
 
軽井沢銀山を見下ろせる丘の上に,石の祠がある.
なんか,ドラクエっていう感じ.

軽井沢銀山の煙突跡が見下ろせる.
 
ひらけてくると,まもなく軽井沢となる.

軽井沢銀山は,採掘当時は大変賑わっていたといい,
福島県内で一番初めに電灯がついたのは,ここ銀山だという.
現在,坑道は閉鎖されており,建物も取り壊されているが,
巨大なレンガ造りの煙突のみが,当時のままの建造物として残っている.

これが,そのレンガ造りの煙突.
ただし,レンガの崩落がはじまっており,近づくのは危険である.
 
このような感じで,レンガが足下にゴロゴロ落ちている.

軽井沢銀山のあったところ.
【公共交通案内】
●JR只見線 会津柳津駅下車 車で約20分

会津藩奴隊【会津考察#35】

The Aizu-han Yakko tai

鶴ヶ城を出陣する会津藩奴隊
(会津まつり(2012年))

 


 白虎隊ではありません.奴(やっこ)とは,武士が外出する時の荷物を運ぶなど,いろいろな雑務を行っていた人で,主に農民や町民が雇われていることが多かったという.会津藩奴隊(やっこたい)は,この奴に扮装してお祭りなどで演技を行っている団体である.会津まつりのメインイベントである「会津藩公行列」では,朱色の顔をした奴隊が先陣をきって演舞を行うことから,見所のひとつとなっている.隊列は,前から順に「旗持ち」「先払い」「露払い」「表道具」「草履」「挟箱」「毛槍」となっており,およそ40名の隊列が会津の街を練り歩く.
2012(平成24)年の会津まつりはあいにくの雨模様であったが,沿道には多くの見物客で賑わっていた.その時の模様をお届けする.
 
会津まつりのメインイベント「会津藩公行列」の先陣をきって出陣する会津藩奴隊
鶴ヶ城から市内へ練り歩く.

<<旗持ち>>

<<先払い・露払い>>

<<表道具>>

<<挟箱>>

<<毛槍>>

沿道から声援をもらって会津若松市内を練り歩く

毛槍を投げるパフォーマンスは見せ場のひとつ
ここで拍手がわき起こる.

立木観音(恵隆寺)【会津考察#34】

The Tachiki Kannon (The Etyu temple)


立木観音堂(恵隆寺)

 


 立木観音は808(大同3)年に弘法大師が観音菩薩の霊感を受け,根がついた巨木に彫刻されたと伝えられており,国の重要文化財に指定されている.子年生まれの守護本尊となっている.像高7.4m(総高8.5m)で国内でも最大級の千手観音であり,観音像の左右には二十八部衆と風神・雷神が安置されている.また,観音堂は鎌倉時代の和洋建築物で,こちらも国の重要文化財に指定されている.観音堂内には「だきつき柱」もあって,抱きついて願い事をすれば満願成就するとして信仰を集めている.会津ころり三観音のひとつである.

駐車場脇には「仁王門を通るのが正式な御参拝です.近道はしないことです」との立て看板が.

ということで,仁王門を通って参拝へ.

参道

清浄水
約250年前に地下10mまで井戸が掘られて湧き出す天然水.

観音堂
300円の拝観料を払って,中に入ることができる.
そして立木観音像を間近に拝むことができる.
是非中に入って間近に拝むことをお勧めする.お堂が小さいので大きく見えて圧巻である.
扉をつけることができないので,観音像前面には斗帳という垂れ幕が掛けられている.
【公共交通案内】
●会津若松駅から JR只見線 会津坂下駅下車 約3.2km

法用寺(会津唯一の三重塔)【会津考察#33】

The Nakata Kannon (Kouan temple)


‰会津唯一の三重塔がある法用寺

法用寺は徳道上人が702(養老4)年に建立したといわれており,会津坂下町の恵隆寺(立木観音)に次いで会津では二番に古い寺となっている.大同年間(806-810年)の火災で焼失したが,その後は徳一大師によって再建されて恵日寺の建立まで中心的な役割をはたしていた.観音堂には、国の重要文化財に指定されている2体の木造金剛力士像が安置されている.また,会津唯一の三重塔が建っている寺でもある.

 

あじさいの咲く中,法用寺に向かう道(7月)


–本来なら金剛力士立像が立っている寺門
右側に阿形,左側に吽形となる.
けやきの一本造で彫られており,

平安時代から藤原時代における貴重なもの.
国の重要文化財に指定されており,現在は観音堂の中に安置されている.


Š観音堂.1768年の建立(推定).
金剛力士立像が安置されている.

Š観音堂から左奥に行ったところに会津唯一の三重塔がある.
福島県指定重要文化財.
現在の塔は1878年のもので,これまで二度建て替えをしている.

Ž三重塔からは会津高田の集落が望める

‰会津五桜のひとつ「虎の尾桜」
【公共交通案内】
●会津若松駅から JR只見線 根岸駅下車 約3km

中田観音(弘安寺)【会津考察#32】

The Nakata Kannon (The Kouan temple)


中田観音(会津美里町)

 


 中田観音は,会津三十三観音の30番札所で会津ころり三観音の一つにも数えられている.寺院名は弘安寺であるが,「中田の観音様」と呼ばれて多くの信仰を集めている.野口英世博士の母「シカ」も,この中田観音を信仰しており,英世博士とともに参拝した写真が収められている.堂内には,銅造十一面観世音菩薩・脇侍不動明王・地蔵菩薩立像の三体が収められており,鎌倉時代の金剛仏として,国の重要文化財に指定されている.
ちなみに,「会津ころり三観音」とは,観音堂内にある抱きつき柱にすがれば苦しまずに成仏できて家族に余計な負担をかけずにすむ,ということで「ころり」三観音と呼ばれるようになったものだという.中田観音のほかに,坂下町の立木観音,西会津町の鳥追観音となっている.

大きなわらじがお出迎え

弘安寺旧観音堂厨子(辨天堂)

だきつき柱は本堂の脇から入る

会津三十三観音巡礼地図

脇にはソフトクリーム屋がある.

駐車場とトイレも隣に併設されている.
【公共交通案内】
●会津若松駅から JR只見線 根岸駅下車 徒歩約10分

ふるさと会津工人まつり(三島町)【会津考察#31】

Aizu artisan festival in Mishima town


工人まつりの会場は
福島県三島町の生活工芸館

 


 ふるさと会津工人まつりは,全国各地からさまざまな工人が集まって,それぞれの作品である工芸品が出品され展示即売されるもので,毎年6月上旬の土・日2日間に渡って開催されている.編み組品,陶磁器,木工,染織,ガラス,皮革などの工芸品があり,出展小間数は150ほどとなっている(2012年の場合).開催地である三島町は,伝統的な手技(てわざ)を中心として町おこしを続けてきた地域で,工人まつりと同時開催イベントとして「てわっさの里まつり」を三島町の中心地である宮下地区(JR只見線会津宮下駅周辺)で開催している.2012(平成24)年は6月9~10日に開催され,あいにくの雨模様であったが,多くの観光客で賑わっていた.人気のある工芸品は早い時間になくなってしまうので,早い時間に行くのがポイントだとか.工人まつりは三島町生活工芸館で開催されているが,隣接された駐車場がないため,臨時駐車場からシャトルバスの移動となっている.主催は三島町.
 
臨時駐車場に車と止めて,シャトルバスで会場まで移動する.
臨時駐車場は3カ所ある.バスは10分間隔ほどでやってくる.
①町民グランド ②三島中学校 ③森の校舎カタクリ (写真は「森の校舎カタクリ」)

会場に貼ってあったシャトルバス運行図
一番奥にある「森の校舎カタクリ」に止めた方が,会場までの移動は短くてすむが,
てわっさの里まつりに途中下車することができなくなる.

こんな感じで会場内に小間が展開されている.
  
出展者は全国各地から参加している.
工人にとっては,この会津工人まつりに出展できるのは,ひとつのステータスとか.
  
  

ツリーイング体験 30分500円
 
露天も並んでいて,中央のテントの中で休憩をとることができる.
【公共交通案内】
●会津若松駅から JR只見線 会津西方駅下車 徒歩約15分

うつくしま・みずウォーク2012やないづ大会(柳津町)【会津考察#30】

The Utsukushima water walk 2012 in Yanaizu town


うつくしま・みずウォーク
赤べこの郷・やないづ大会

 


 うつくしま・みずウオーク2012柳津大会は,柳津町・福島民友新聞社・読売新聞社・福島中央テレビ・福島県ウオーキング協会による実行委員会の主催で2012(平成24)年6月2日に開催されたウオーキング大会である.日本市民スポーツ連盟認定大会,健やか爽やかウオーク日本1800認定大会となっている.2012年に開催される「みずウオーク大会」は,この柳津大会のほかに福島大会・三春大会・西郷大会・いわき大会の5大会が開催されており,柳津大会はその一連の大会の一つである.
今年は15kmコースが復活し,7kmコースと10kmコースとあわせ,3コースの設定となっている.私は手軽な10kmコースに参加し,赤べこ発祥の地・虚空蔵尊のある町として知られる柳津町を満喫した.天候にも恵まれ,主催者発表によると約2000人の参加であった.
 
スタートは道の駅「会津柳津」
国道252号は,参加者の車で大渋滞していた!
受付でエントリーを済ませる.

さすが,赤べこ発祥の地.
ステージ脇には巨大な赤べこがあった.

靴や帽子を忘れても,即売会が行われているので安心.
 
約2000人の参加.大勢の人で賑わった.

スタート直後,只見川の堤に向かって歩く.

只見川に沿って歩く.

田んぼの中も歩く.
 
東北電力の柳津発電所(柳津ダム)
発電開始は1953(昭和28)年8月.最大出力75000キロワット.

福島県は元気です!

婦人会によるサービス.

只見川と棚田.
赤い橋は国道252号の瑞光寺橋.
 
正面は虚空蔵尊(左写真)
只見川に沿った遊歩道を歩く(右写真)
 
そうめんの差し入れ(月見亭).

ちょっと登りが続く.

お坊さん(一休さん?)がお出迎え.
 
JR只見線の線路が見えてくると会津柳津駅.
  
会津柳津駅では,柳津名物の粟まんじゅうが振る舞われた.

粟まんじゅうの老舗菓子店では行列ができている.
 
階段を登ると,福満虚空藏菩薩圓藏寺(虚空蔵尊).

虚空蔵尊(こくぞうそん)からの眺め.

酒屋さんではビールも.

ゴール到着.
 
ゴールでは,やないづ汁が振る舞われ,
抽選会で景品があたることもある.
 
配布されたもの.
【公共交通案内】
●会津若松駅から JR只見線 会津柳津駅下車 大会当日は無料送迎バスあり

石部桜(会津五桜)【会津考察#29】

Ishibe cherry tree (One of five Aizu cherry trees)


石部桜

 


 石部桜(いしべざくら)は,会津五桜にあげられる桜(エドヒガンザクラ)の銘木であり,中世会津の領主・葦名氏の重臣であった石部治部大輔の庭にあった樹であると言い伝えらており,「石部桜」の名もここからきている.幹が8本に分かれている大樹で,樹齢は約600年,田んぼの中にぽつんと1本立っている姿はとても様になっている.東日本大震災から1年が経過した5月のゴールデンウィーク,今年は寒い日が続いて桜の開花がゴールデンウィークまで大幅にずれ込み,天候にも恵まれて多くの観光客が訪れていた.通常の見頃は4月中旬から下旬となっている.
来年の2013(平成25)年に放送されるNHK大河ドラマ「八重の桜」のオープニングの桜の木に,この石部桜が使われるらしく(今は,使われています!),テレビクルーが田んぼの中で撮影を行っていた.放映が楽しみな「八重の桜」である.田んぼの中に1本ぽつんと立つ石部桜=ハンサムウーマンとして気丈に生き抜いた新島八重(八重の桜),こんな構図ができあがるかもしれない.
 
観光客専用の市営無料駐車場
(飯盛山北駐車場,4月~11月 8:30~17:00 小型15台駐車可)
車の場合,ここに停めて歩いていくと便利
 
初めは,住宅地の中を歩く
 
そして,田んぼの中を歩いていくと・・・

石部桜に到着

田んぼのなかに1本ぽつんと立っている
桜が咲くと,ひときわ目立つ存在に
 
樹齢600年の巨木,枝分かれした幹は支柱で支えられている

周囲の田んぼは個人の所有地
警備員の人が見張りをしている
【公共交通案内】
●会津若松駅から 周遊バス・あかべぇ乗車 飯盛山下下車 徒歩約15分 (逆回りの周遊バス・はいからさんでも下車可能)