プレトリア[南アフリカ旅行記#2]

Tokyo — Johannesburg —Pretoria
<日本→ヨハネスブルグ→プレトリア

プレトリア市街 ~動物園より

プレトリア-Pretpria-。南アの首都である。アフリカ最大の都市・ヨハネスブルグから北に車で40分程のところに位置する。日本からヨハネスブルグの国際空港に降り立ち、本来ならばヨハネスブルグに宿を取りたかったのであるが、あまりにも治安が悪いとのことで、プレトリアに2泊することにした。プレトリアからも南ア各方面への長距離バスが出発しているので、ヨハネスブルグよりは比較的治安が安定している(あくまでもヨハネスブルグと比較してである。)ここが宿泊地としては適地である。
南アはアフリカで最も近代化の進んだ国であり、欧米や日本と変わらない生活を送ることができるが、すべての国民がそのような生活を享受しているかといえば、そうとは言えない。

チャーチ通りの街並み

プレトリアの中心街・チャーチ通り。上写真の中央左に写っているオレンジと黄色の反射ベストを着ている人はセキュリティーである。近くのスーパーは入口と出口が分かれており、出口ではレシートと購入したものを警備員にチェックさせられた。
首都だからか、比較的落ち着いた雰囲気であった。街並みは欧米と変わらない。

チャーチ通りの風景

チャーチ通りの商店。カバンやくつ、洋服などを売っている。太陽が出ている日中は人通りも多く賑やかであるが、午後5時頃になると、檻のような格子状の頑丈なシャッターが閉まり、昼の賑やかさが嘘のように「さーっ」と人々がいなくなってしまう。

プレトリアの街並み

街を歩いている人はほとんどが黒人であり、白人はあまり街の中を歩いていない。白人はたとえ近距離でも車で目的地に移動するようだ。しかもヨハネスブルグやプレトリアにはカラードと呼ばれる混血の人種が少ないため、本当に真っ黒い肌の色をした黒人の姿に慣れるまで時間がかかる。
東洋人が珍しいからなのか、それとも治安の悪さから周囲に警戒心を持って歩いているからなのか、すれ違う人が「じろっ」と鋭くにらみながら歩いていく。それでも、歩いているうちにそのような状況にも慣れた。

プレトリア駅・バスターミナル

写真に写っているのはミニバスのターミナル。グレイハウンドなどの長距離バスは、写真には写っていないが、左側の方にあるバスのりば(建物などで覆われておらず,停留所が外に並んでいる感じである)からの発車となる。このレンガ造りの建物の中に、バスが止まっているのであるが、暗い感じであり黒人にジロジロ睨まれて怖い感じがしたので、すぐに建物の外に飛び出してきた。ミニバスのりば側のターミナルは,旅行者はあまり利用しない方が賢明である。

ホテルの窓の外には・・・

プレトリアで宿泊したホテルの部屋の窓から撮った写真.よく見ると,外には電流の流れた鉄線が張り巡らされており,ドクロマークと「DANGER」と書かれた看板が貼ってあった.外からの侵入者を防ぐためだろう.治安の悪いことが実感できる.