ファーブル昆虫館【東京考察#355】

Fabre insect pavilion


ファーブル昆虫館の入口

ファーブル昆虫館は文京区千駄木にあり,NPO法人日本アンリ・ファーブル会が運営している施設である.フランス文学者である奥本大三郎氏(館長)が昆虫に関する標本などを収蔵している建物であるが,一般の人が入れるのは展示室の1階と,ファーブルの生家を再現した地下1階のみとなる.2階以上は標本収蔵庫や研究室・集会室となっており立ち入りはできない.

日本アンリ・ファーブル会は,フランスの博物学者であるファーブルをひとつの理想像として,日本の子供を中心に自然に対する健全な感覚を養い育てることを目的として活動しており,子供たちが虫に楽しむきっかけを作るため,昆虫採集や標本教室などのイベントを開催している.子供たちは遅くとも10歳くらいまでのあいだに,仲間と自然の中で遊ぶことが望ましいとのことである.(ファーブル昆虫館パンフレットより)

館内を個人的に撮影することはできるが,SNSに掲載することが禁止されているため,館内の写真は掲載していない.最近は昆虫を見られる機会も減ってきているが,昆虫の生態を知れば知るほどその奥の深さを感じる.

入場は無料であるが,運営資金とするための募金を行っている.開館は,土曜日と日曜日の午後1時~5時のみ.ホームページを確認してから訪問する方がよい.


ファーブル昆虫館は住宅街の中にある


お土産に買った標本.左がタマムシ.右がオオスズメバチ.売り上げは昆虫館の活動資金となる.