切立橋 |
猪苗代湖から流れてくる日橋川(にっぱしがわ)の会津若松市(旧河東町)と喜多方市(旧塩川町)と磐梯町の3市町の境に,切立橋(きったてばし)と名付けられたアーチ橋がかかっている.春になると桜が満開となるところでもあり隠れた名所でもあるが,桜のみならずこの切立橋そのものも,実は隠れた歴史的土木遺産として価値のあるものである. |
静かなところで余生を送っている切立橋 |
横からみたところ |
6tまでの乗用車は通れるが,コンクリートの床版の上に木が敷いてある. 雨が降ると,通常でもブレーキをかけるとスリップする. 落ち葉の季節は要注意.止まれないと県道に出てしまうので,最徐行で運転を. |
上流側(左)と下流側(右) 下流には,第四発電所から落とされる水を放流する吐口があって, そこから下流はおどろくほど水量が増加する. 水質のきれいな猪苗代湖から流れてくるので,水はとてもきれい. |
向かいの山には猪苗代第四発電所(水力発電)の施設がある |
橋の真ん中には,ささやかながら案内板が取り付けられている |
このボルト接合が時代を感じさせてくれる |
橋中央の上部に「丸いスピーカーみたいなもの」がぶら下がっているが, これが何の役目を果たしていたのか不明.ランプ(照明)だろうか? |
X型に組まれているトラス部材 |
桜の季節になると,また美しい橋となる. |
橋の親柱には「東京電力株式会社」の橋名板がある 所有は東電だが,一般車も通行することが可能で, 橋の奥へ進むと鬱蒼とした林となるが,登り坂で抜けると, ひらけて田畑の広がる柏原集落となり, まっすぐ進むと農道となってJR広田駅に向かうことができる. |
【公共交通案内】 |