漁港の冷凍庫[小名浜港の点風景#3]

小名浜港は有数の漁港でもある。カツオやサンマをはじめ、イワシやカレイなど約4.53万トン、水揚げ金額で約38億円が水揚げされた(平成11年)。現在の漁業は、漁船の保冷設備が良くなったこともあって、漁場の近くの港に水揚げされるのではなく、少しでも値段の高くつく漁港に行って水揚げをするということであり、力のある仲買人のいる港で卸すことが多いという。
平成12年度は温暖化等の影響なのか暖流の勢力が強いため、いわき沖ではサンマが不漁である。金華山より北では、平年並みの漁獲が得られているということである。
そんな漁業基地に必ずあるのが冷凍庫。製氷倉庫と魚の冷凍庫をお見せします。

製氷するための冷凍庫内へ。室温はマイナス10度。漁業に出かける船や魚屋で使用される。

長方形に積まれた氷

倉庫内にあった氷は、このコンベアーで運ばれて砕かれた後に、管を落ちて船に積まれる。

こちらは魚の巨大な冷凍倉庫。冷風のエアーカーテンをくぐるとマイナス30度の世界となる。鼻毛がすぐ凍る。

魚のかたまり。すべて凍っている。

凍っているサンマ。