「千代田区」タグアーカイブ

黒10 目黒駅⇔東京駅南口[都バスで東京発見]

東京駅・芝・麻布十番・白金台を結ぶ路線

黒10 目黒駅⇔東京駅南口(経由)一ノ橋・御成門 目黒営業所

路線keyword:増上寺の三解脱門,赤煉瓦駅舎,麻布十番,芝


威風堂々とした街並みの広がる東京駅南口の東京中央郵便局の隣から、バスは出発する。左手に赤煉瓦駅舎を見ながら右折し、続いてはとバスのりばが現れる。正面突き当たりは新宿副都心に移転した都庁の跡地であり、現在は国際的な総合文化情報施設である「東京国際フォーラム(国際会議場)」の建物がほぼ完成し、開業に向けて準備が進められている。
左手に東京国際フォーラムを眺めて、馬場先門交差点にて日比谷通りに左折する。直進すれば二重橋となる。右手には馬場先濠と皇居外苑の緑が眺められ、重厚な明治生命館等のビルディングが現れる。首都東京を思わせる威厳ある景観が続く。日比谷交差点を過ぎると、左手に帝国ホテル、右手に日比谷公園が現れる。
日比谷通りを南へ走り、御成門を過ぎると左手が港区役所となって、右手に芝公園の緑が現れる。そして右手には、徳川家康が徳川家の菩提寺とした増上寺の真っ赤な三解脱門が突然現れる。古川を芝園橋で渡ってバスは右折する。右手には東京タワーが望める。芝園橋から古川橋までは都06系統と同じルートを走る。
古川橋を出るとバスは直進せず、「く」の字型に経路をとって魚藍坂下の停留所に止まる。桜田通りに入って、終点まで東98系統と同じルートを走る。清正公前で目黒通りに右折し、白金台の界隈を走って、駅ビル「サンメグロ」が現れると、終点目黒駅に到着する。

平成12年12月、都営大江戸線・営団南北線の開通により廃止された。

都05 晴海埠頭⇔東京駅南口[都バスで東京発見]

東京駅と晴海埠頭を結ぶ路線

都05 晴海埠頭⇔東京駅南口(経由)銀座四 杉並・深川営業所

路線keyword:晴海埠頭,銀座,築地,勝鬨橋


東京駅と築地・勝どき・晴海地区とを結ぶ路線で、JRを利用するビジネス客も多く利用し、朝夕は混雑する。
東京駅南口の東京中央郵便局前を発車すると、東京フォーラム(都庁跡)を正面に見て、右手に曲がる。すぐに左に曲がり、有楽町そごうのあったところの脇を通って有楽町駅となる。そして、晴海通りへと左折し、数寄屋橋となる。ここからは、都03系統と同じルートを走る。

都04 豊海水産埠頭⇔東京駅南口[都バスで東京発見]

東京駅と豊海の水産埠頭とを結ぶ路線

都04 豊海水産埠頭⇔東京駅南口(経由)勝どき二・銀座四 江東営業所

路線keyword:豊海水産埠頭,勝どき,勝鬨橋,銀座,歌舞伎座,築地


東京駅から豊海水産埠頭までのアクセスラインである。
東京駅南口の東京中央郵便局前を発車すると、東京フォーラム(都庁跡)を正面に見て、右手に曲がる。すぐに左に曲がり、有楽町そごうのあったところの脇を通って有楽町駅となる。そして、晴海通りへと左折する。数寄屋橋の人通りの激しい、賑やかな交差点を通り、銀座の中心地・銀座四丁目交差点を横切る。歌舞伎座を左に眺め、築地を通り、勝どき橋を渡り、勝どき二丁目までは都03系統と同じルートを走る。勝どき2丁目で右折する。
勝どきの高層住宅を眺め、新島橋を渡ると、水産関係の倉庫群が建ち並ぶ豊海となり、終点となる。

都03 四谷駅⇔晴海埠頭[都バスで東京発見]

四谷(新宿駅西口=廃止)からベイエリア晴海埠頭までを走る路線

都03 四谷駅⇔晴海埠頭(経由)四谷駅・銀座四 杉並営業所

路線keyword:新宿超高層ビル,歌舞伎町,皇居・桜田濠,銀座,勝鬨橋,晴海埠頭,グリーンアローズ


さまざまな個性ある、見所多いポイントを走り、新宿から晴海までを横切る路線である。気分転換を図りたいとき、東京観光を行いたいときは、この路線を完乗することを薦める。とにかく、新宿歌舞伎町・皇居・銀座・勝鬨橋・ベイエリア晴海埠頭と変化に富む車窓には飽きが来ない。本数もほどほど走っており、気軽に乗れるバスである。
新宿副都心の超高層ビルを眺められる新宿駅西口のバスターミナルを発車すると、青梅街道で右に曲がってJRの大ガードをくぐり、東口の歌舞伎町を走る。左側が魅惑のネオン輝く歌舞伎町となり、道路にはゴミが散乱して汚い。新宿5丁目で右に曲がり、伊勢丹や丸井を見て、新宿3丁目で新宿通りに左折する。新宿の繁華街をひととおり眺めることができる。同性愛者の街・新宿2丁目にさしかかると、外を歩く同性のカップルが目につく。そして、新宿御苑前を過ぎると、四谷界隈へと変わっていく。
高いビルが道路に建ち並び、四谷駅前となると、右手に上智大学が現れる。麹町を走り、突き当たりに皇居が見えてくると、半蔵門となって、バスは右に曲がる。左手には緑々とした美しい皇居(本当に美しいと思える風景である)が広くて大きな道路と共に開放的な空間を形成しており、三宅坂の下り坂をバスは快走する。右手に国立劇場、最高裁判所、警視庁が現れ、桜田門の横を走り過ぎる。そして、日比谷となる。
有楽町・銀座界隈となり、JR線をくぐると、数寄屋橋交差点。そして、銀座の中心地・銀座四丁目交差点となり、銀座の街の中を横切っていく。すぐ左手に歌舞伎座の風格ある建物が現れ、築地となる。バスは、ひたすら晴海通りを直進する。
隅田川に架かる橋の中で、もっとも下流に位置する勝鬨橋(かつては中央部が「ハ」の字に開く橋だった)を渡り、勝どきとなる。運河を渡り、晴海埠頭に入ると右に曲がり、東京国際貿易センター(かつての晴海見本市会場)を右に見て、終点晴海埠頭となる。終点には、豪華客船などの大型客船が発着する晴海客船ターミナルがあり、ここからはレインボーブリッジの美しい姿を目の前で見ることができるデートスポットとなっている。

平成12年12月、新宿駅西口-四谷駅間が廃止された。都心を横断する見所多い場所を走るだけに、残念である。おそらく、新宿駅周辺の渋滞が激しく、定時運行が困難になったためだろうと思われる。

歩行者天国【東京考察#17】

Pedestrian paradise (driveway only for pedestrians)


秋葉原電気街の歩行者天国(中央通り)

 


 子供の頃、車を通行止めにして車道の上を歩行者が歩ける歩行者天国を見て、なんてすごいことができるのだろうか、と感慨にふけった記憶がある。これこそ中心市街地活性化の一番の切り札であり、もっともっと導入されるべき施策である。
しかし、昭和50年代に始まったこの歩行者天国も、周辺道路の渋滞が激しくなり、徐々に廃止が広がり、今では、上野駅から秋葉原駅、日本橋から銀座、新宿駅から新宿3丁目、渋谷ハチ公前109付近などを残すのみとなってしまった。特に東洋一の長さを誇っていた、上野駅から銀座8丁目までの中央通りの歩行者天国は、神田駅付近で廃止となってしまい、上野駅まで自転車でくれば、あとは銀座まで一直線に快走できたのであるが、いまは出来なくなってしまった。たけのこ族などを生み出した原宿の歩行者天国(ホコ天)も過去のものとなってしまった。残念な限りである。新宿の歩行者天国では,「大道芸禁止」の看板の横で,大道芸などが繰り広げられている.現在は黙認ということにしているが,これも賑わい創出の策として,安全な範囲内でもっともっと導入されるべきである.



出店が立ち並ぶ(秋葉原)


暑い夏ならではのアイスキャンディー屋(秋葉原)



銀座4丁目交差点(銀座)

 
銀座の中央通り(銀座)



新宿三丁目付近(新宿)

 
新宿では大道芸が行われており,
大きな輪ができている(新宿)


「新宿の母」もいた


伊勢丹前で火を噴く大道芸人(新宿)

 
原則禁止であるが,賑わい創出策として有効である.

秋葉原駅前の広場(神田青果市場跡地)【東京考察#16】

The open space in front at the Akihabara station
(the Kanda vegetable and fruit market former site)

 

 JR京浜東北線や山手線の車窓から見た覚えのある光景だろう。ここにはかつて、神田青果市場(現在は大田市場に移転)があったところで、その跡地には、広大な駐車場と広場がつくられた。その広場では、時々イベントなどを開催しているのだが、それ以外の日には、スケボーを練習する若者やスリーオンスリーをやる若者など、どこからともなく若者が集まって汗を流している。
考えてみると、東京の都心部では、このように自由にできる平たい空間はなくなってしまっている。この光景は、都会の中のヒトこまとして、非常に印象に残るものである。
また、ここに集まってくる若者達は、見られることを意識しているのかもしれない。大勢のギャラリーはいないのであるが、電車からは丸見えだし、通行人からもよく見える。あまり下手くそな人は恥ずかしくて、ここでは遊べないかもしれない。

なお,現在は再開発工事が始まり,広場はなくなって立体駐車場となっている.


  

 

有楽町そごう閉店セール【東京考察#14】

The department store closing sale at ‘Yurakucho SOGO’


入口は1カ所のみ スピーカーで案内する社員

 


 経営破綻により閉鎖が続くそごう店舗。有楽町で逢いましょうでも有名な、庶民派デパートの老舗「有楽町そごう」も閉鎖が決定され、2000年9月3日から17日まで、閉店売り尽くしセールが開催されることになった。10万円の商品が1万円台になったり、1万円の商品が500円になったりと、破格のバーゲンセールであり、また、マスコミでも取り上げられたこともあり、初日の今日は2時間待ちの大混雑となった。
有楽町は、銀座数寄屋橋に有楽町マリオンが出現してから、人の流れが一層マリオン・銀座方面へと流れるようになった。銀座の復権とも言われ、線路を挟んで銀座の反対側に位置するそごうは苦戦を強いられていたと思う。さらに追い打ちをかけたのが、都庁の新宿移転。やはり商業施設の成功は、人の流れをどのように読むか、また、呼び込むか、これに尽きる。
中に入るのはやめて、そとの行列の模様をお伝えします。閉店は24日だということです。



東京国際フォーラムの中庭を利用して行列をつくる


中庭の行列


東京国際フォーラム(元都庁跡)の中庭だけの行列かと思いきや、そのまま地下鉄入口の階段に列は続き、地下鉄コンコースをぐるーっと大回りする大行列であった。これでは2時間待ちである。



地下鉄のコンコースも利用して行列が作られていた 地下が唯一の入口だった


JR有楽町駅には「そごう口」という出口がある。そごうが閉店してしまうと、名称が変わるのだろうか。
都庁跡地に建った国際会議場「東京フォーラム口」などとなるのだろうか。


丸ノ内(大手町)と皇居前広場【東京考察#13】

Marunouchi (Otemachi) and Imperial Palace Plaza


国道1号と丸ノ内


 丸ノ内の景観と皇居前広場の空間は、非常に好きな場所のひとつである。皇居前広場にいると、こんなに空が抜けるような開放的な空間が都心にあったのか、と改めて驚愕する。そして、その広場から丸ノ内のビル群を眺めると、「さすが日本、ここまで成長したのだなー」、という感慨深いものが皇居を背にしながらこみ上げてくる。
丸ノ内のオフィス街は、江戸時代には譜代大名の屋敷地であったところを、三菱地所の岩崎弥之助に払い下げて、民間資本によって一大ビジネスゾーンが建設されたのが始まりである。日本の近代都市計画において都市設計思想の感じられる最初の開発ではないだろうか。現在では超高層ビルが建てられるようになったが、かつての旧建築基準法では建物の絶対高さ31mの規制があり、なおかつ美観地区の規制もかかっているため、ビルの高さが一致した看板広告の見られないすっきりした街並みが形成されている。重厚な安定感のある景観である。ただ、ネガティブな意見として、夜になると誰も人が歩かない地域になってしまい、人間らしさの感じられない街である、といった意見もある。
そして、その隣の皇居前広場には、ここが都心なのかと疑うほどの、広い広い空間が果てしなく広がっている。ここを歩いている観光客は外国人観光客が多くみられ、韓国などのアジア各国からの観光客も多い。



明治生命ビル(重要文化財)


皇居前広場の芝生

  


丸ノ内のビル群


桔梗門


桔梗門の前には警察官が門番をしている


皇居周囲ではマラソンをする人が多い.

ラジオセンター界隈(秋葉原電気街)【東京考察#9】

Radio center store (the Akihabara electricity town)



JR総武線の下にあるラジオセンター

 


 ネオン輝く秋葉原の電気街に、最も秋葉原らしい一角が存在する。それは、「ラジオセンター」と呼ばれるパーツ街である。ここはJR秋葉原駅に隣接したJR総武線のガード下に所狭しと商店が軒を連ねており、電気製品をはじめ無線機やパーツ類が並べられている。パーツに関しては素人では何がなんだか分からない。こんなものを買って何になるのか?と思ってしまうが、電気に詳しい人ならば一目瞭然なのだろう。ただ歩いているだけでも楽しめる空間である。なお、狭い上に人でごった返すので、スリにご用心!!



無線機売場


所狭しと並んでいる


パーツ類



ラジオセンター入口


こちらはラジオデパート


ラジオデパート内部


秋葉原電気街


駅前では実演販売が行われている

 

神田神保町本屋街【東京考察#4】

The secondhand bookseller town in Kanda Jinbocho


靖国通りに面した本屋街
map

 


 ココに来れば手に入らない本はない、本好きな人ならば1日中歩いても時間が足りない場所である。一般的な本から手に入りにくいマニアックな本、文学全集や辞書などの古本、情報が欲しくなったときは是非神保町の本屋街を訪ねてみることを薦める。同じ内容の本でも、いろいろな種類のものが並べてあるので、自分にとって見やすい本を見比べることができる。三省堂書店の本店や、ちょっと専門的な本を売っている書泉グランデ、そして、所狭しと本がずらずらと野積みされている古本屋が建ち並ぶ。
この周辺は学生街として発展していくうちに,学生のたまり場となる繁華街が形成されるとともに,書店・古書店街も発展していったもので,大正から昭和初期にかけて大きく成長した.昭和15年頃には古書店が約300軒にも及んでいたが,現在でも約100軒程度は建ち並んでいる.



古本屋の入口


全集などの古本が並べられている


また、レコード店(客層:3~40代の男性)やアイドル関係の写真集・雑誌のみをを取り扱っている専門店(客層:10~20代の女の子達)、そしてアダルト雑誌専門の書店(客層:男一般)などが、ビルの中の1フロアーを使って店を開いており、そこには足の踏み場もないほど商品が並べられている。そのようなマニアックな店は、表からは一見してわかりづらいところに店舗を構えているので、怪しそうなビルの中に入っていったり、路地裏を歩いてみたりして見つけること。



レコード店


(普通の)古本屋の店内


 本を購入したら、路地裏の個性的な喫茶店に入ってコーヒーを注文し、読書に耽るのもまた楽しみのひとつであろう。