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熊倉経由・喜多方行(路線バス)【会津考察#57】

熊倉経由喜多方行き(会津バス)

 会津若松から米沢街道の宿場町・熊倉(くまぐら)を経由して喜多方まで走る路線バスがある.現在は平日は1日6本,土休日は1日4本が運行されているが,2020(令和2)年9月をもって一部廃止される見通しとなった.

「第2期会津若松市公共交通再編実施計画(案)令和2年8月(予定)」ホームページより抜粋.2020(令和2)年10月より実施予定とのこと

 詳しくは,会津若松市のホームページに「第2期会津若松市地域公共交通再編実施計画(案)」が掲載されているのだが,今から四十数年前,会津若松市内の中心部にある幼稚園に行くとき,毎日乗っていた思い出の路線である.会津若松市側は平日の朝夕のみ一部区間で運行されるようだが,もう乗ることができなくなってしまう前に,最後にもう一度乗ってみることにした.

 会津若松から喜多方までは2つの系統の路線バスがある.ひとつは,国道121号を走って行く塩川経由・喜多方行き.会津アピオや会津医療センター,旧塩川町内など幹線道路を走っていく路線で,本数も1~2時間に1本程度走っている.

会津若松駅バスターミナル時刻表
熊倉経由・喜多方行きは本数が少ない.土休日は1日4本.

 一方,熊倉経由・喜多方行きは本数が少なく,国道121号より東側に走る県道を走って行く.途中,狭い道路となる集落内を走ったりとローカルバスの醍醐味を存分に味わえる路線となっている.

会津若松バスターミナルでバスが来るのを待つ
国道49号から右折して県道に入り,坂を下って,これからJR磐越西線の踏切を渡るところ.

会津若松駅を出発すると,バスは北に向かい,国道49号に出てJR磐越西線の線路を跨線橋で渡って,すぐに県道北山会津若松線へと右折する.

乗客は5~6名程度.六丁を過ぎて広田郵便局を過ぎると,沢目で右に曲がって,最初の狭い道を走っていく.

広田駅付近で直角に左に曲がって広田駅前停留所.駅は後ろ側.

大和田鍛冶屋前停留所付近

バス停に「大和田鍛冶屋前」とか「田斗床屋前」などといった名前が残っているが,今はなくなっている(面影もない).昔の在りし日の思い出を残してくれているのが停留所の名前であった.

会津盆地の田園風景と猫魔ヶ岳の姿が広がる.この風景は昔も今も変わっていない.

江添地区に向けて,狭い道を再び走る熊倉喜多方線

日橋川を渡ると,会津若松市から喜多方市に入る.塩川別停留所を出ると再び狭い道となり,江添集落をゆっくりと通り過ぎる.しばらく旧道を走る狭路のルートを走っていく.

熊倉になると,米沢街道の宿場町の面影が残る町並みとなる.

塀ギリギリを左折!ドライバーの腕の見せ所.

塀ギリギリの直角の交差点を左折していく.

蔵の街,喜多方市小田付.

そして,蔵が見えてくると,終点喜多方駅となる.


「第2期会津若松市公共交通再編実施計画(案)「第2期会津若松市公共交通再編実施計画(案)令和2年8月(予定)」ホームページより抜粋.2020(令和2)年10月より実施予定とのこと

 2020(令和2)年10月からは,会津若松~熊倉~喜多方間の路線が会津若松市側と喜多方市側との2つに分割されて,市境を走らないことになる予定.

 喜多方市側は「塩川・熊倉線」として,塩川を会津若松などへの接続点とすることで対応予定としている.

「第2期会津若松市公共交通再編実施計画(案)令和2年8月(予定)」ホームページより抜粋2020(令和2)年10月より実施予定とのこと

 一方,会津若松市側は「河東・会津医療センター線」として,
①「会津医療センタ~広田駅~六丁~北柳原~会津若松駅~米代二丁目(かつての米代バスセンター)」
②「島~大和田~広田駅~六丁~北柳原~若松駅~米代二丁目」の2系統を走らせる予定.ただし運行本数が朝夕のみの2本程度になるとか.

「第2期会津若松市公共交通再編実施計画(案)令和2年8月(予定)」ホームページより抜粋
2020(令和2)年10月より実施予定とのこと

 では,それ以外(朝夕以外)の時間(旧河東町北部のエリア)はどうなるか.地元の広田タクシーが「河東地域内交通」として完全予約制でワゴンタイプのデマンド交通「みなづる号」で対応予定としている.

 このデマンド交通は,集落ごとに決められた待合乗降場所があって,そこから目的地乗降場所(広田駅やリオンドール河東店,会津医療センターなど)への移動が大人500円でできるのであるが,平日のみの運行であることと,会津若松市の中心部へは乗り入れしていない点が,これまでの路線バスと大きく異なる.

 集落内に細かく待合乗降場所が決められている点は便利であるが,会津若松市の中心部へ行くには,目的地乗降場所となる広田駅からJR磐越西線もしくは湊方面からくる路線バス,河東地域コミュニティバス「みなづる号」(こちらも「みなづる号」なので,デマンド交通の「みなづる号」と混同してしまうが,コミュニティバスは会津若松中心部から国道49号を経由し,広田中心部を走って会津村まで走るバス)に乗り換える必要がでてくる.

 いっそのこと,会津若松市中心部からやってくるコミュニティバス「みなづる号」を,会津村から一方向の循環ルートとして,東長原駅を経由して,空也原→茶臼森→冬木沢→北高野→柏原→田斗→島→大和田→熊ノ堂→金道などの集落を通って,広田駅(またはリオンドール河東店)を循環ルートの合流点として,会津若松中心部へ戻るようにすれば,若松中心部と旧河東町北部とを乗り換えなしで直接結ぶことができるのではないかと思うのだが・・・.

 これも,時代の流れである.


 そして2020(令和2)年9月7日に,会津バスのホームページに以下のとおり掲載された.

01_yonedai-shima

01_kumagura-kitakata

[Koriyama – Inawashiro – Aizu Wakamatsu – Kitakata – Niigata / JR Ban-etsu West Line / Highway Bus]Timetable

TRAIN
JR Ban-etsu West Line(JR磐越西線)

[KoriyamaInawashiroAizu WakamatsuKitakata – Niigata]
[郡山猪苗代会津若松喜多方 – 新潟]

JR-EAST – East Japan Railway Company JR東日本

banetsu-west-line_20200314

JAPAN RAIL PASS
JR East-South Hokkaido Rail Pass
JR EAST PASS (Tohoku area)
TOHOKU HIGHWAY BUS TICKET×
Aizu Gurutto Free Pass (会津ぐるっとカード
▲:Available section Inawashiro – Aizuwakamatsu – Kitakata
Koriyama Station Guide
Aizu Wakamatsu Station Guide
JR Ban-etsu West Line Train(Photo at Aizuwakamatsu station)
JR Ban-etsu West Line Train(Photo at Aizuwakamatsu station)

Highway Bus

[Aizuwakamatsu Station – Koriyama Station – Iwaki Station]
[会津若松駅 – 郡山駅 – いわき駅]

Fukushima Transportaion 福島交通
Aizu Bus 会津バス
Shin Joban Kotsu 新常磐交通

No reservation required 予約不要

JAPAN RAIL PASS
JR East-South Hokkaido Rail Pass
JR EAST PASS (Tohoku area)
×
TOHOKU HIGHWAY BUS TICKET
Aizu Gurutto Free Pass (会津ぐるっとカード
▲:Available section Inawashiro – Aizuwakamatsu – Kitakata
×
Koriyama Station Bus Stop Guide
Aizu Wakamatsu Station Guide
Koriyama Station Bus Terminal
Highway Bus (Photo is Aizu Bus at Koriyama station)

[Inawashiro Station – Goshiki numa – Ura Bandai kogen – Kitakata Station / Bandai Toto Bus]Timetable

BUS
Bandai Toto Bus

[Inawashiro Station – Goshiki numa – Ura Bandai kogen(Lake Hibara) – Kitakata Station]
[猪苗代駅 – 五色沼 – 裏磐梯高原(檜原湖) – 喜多方駅]

Bandai Toto Bus 磐梯東都バス

Summer Version(1 Apr.-30 Nov.)

Winter Version(1 Dec-31 Mar.)

JAPAN RAIL PASS
JR East-South Hokkaido Rail Pass
JR EAST PASS (Tohoku area)
×
TOHOKU HIGHWAY BUS TICKET ×
Aizu Gurutto Free Pass (会津ぐるっとカード

Inawashiro Station bus stop guide

Bandai Toto Bus(Photo at Ura Bandai kogen bus stop)


Lake group “Goshiki numa”

山都・宮古集落の水そば【会津考察#24】

Water soba in Yamato/Miyako


宮古集落

 


 福島県喜多方市の旧山都町は,「山都のそば」として美味しいそばを味わえるところである.一番粉を使用してつなぎを一切使わないそば粉100%のそばが味わえ,福島県内のスーパーでは「山都そば」として生そばも販売されている.山都のそばが美味しい理由は,標高が高くて昼夜の寒暖の差が大きいこと,朝霧のたつ耕地でそばが栽培されていること,そして,飯豊連峰の伏流水による水のおいしさ,これらによってコシのある美味しいそばを食べることが出来る.その「山都のそば」の中でも,水につけて食べる「水そば」として有名なところが,JR磐越西線山都駅から国道459号線を約10km北西に走ったところにある宮古集落である.宮古集落は全戸数30戸のうち12戸が農家の客間座敷を解放した農家食堂としてそば屋を営んでおり,そばの打ち方やつゆ,一品メニューまで,それぞれのお店で独自な製法でそばを提供している.なお,料金は宮古地区の組合で決められており,どの店に入っても料金はほぼ同じである.完全予約制となっていた店がほとんどであったが,最近は予約無しでも食べることができるようになっている.

山都駅から山道(国道459号)を約10km走っていく

宮古そば街道の旗がでている

宮古トンネルを抜けると宮古集落となる
 
ようやく宮古集落に到着
  
全30戸中12戸がそば屋とのこと
 
このように普通の農家がそば屋となっている(西村屋)
 
今回は「とのや」で食べることに.
コース料金はどこも同じだが,
店ごとにそばの打ち方やつけつゆ,
だされる山菜料理が違う.

壁に貼られている「宮古そばの里組合」の料金表
値段はどこでも同じだが,
内容が店ごとに違っている.
最近はリーズナブルなコースを
設定しているところもあり,
Dコース1,500円,
そば1枚700円などとなっている.

とのやのメニュー
Aコースは3,500円で,
天ぷらや川魚の塩焼き,山菜料理,そば食べ放題
Bコースは3,000円で,
天ぷら又は川魚の塩焼き,山菜料理,そば食べ放題

こちらは,Cコース2,500円
自家製そば豆腐やこんにゃく,山菜料理など4品がつく.
このほかに,そば3枚
(1枚は水そば,2枚はつゆにつけて食べるもりそば)

こちらは,Dコース1,500円
そば2枚(「水そば」と「もりそば」)とこんにゃく,
山菜料理などの2品がつく.
このコースでも結構お腹いっぱいになる.

こちらは,そば1枚700円
ただし,「水そば」ではなく「もりそば」が出てくるので,
水そばを食べたい場合は,
Dコースを注文すること.(各店でメニューは違う)

これが「水そば」
水につけて出される.
甘みがあってそば純粋の味が堪能できる.
この中に塩をいれて食べる「塩そば」もおすすめ.
(個人的には,水につけないで,
もりそばをつゆにつけずにそのまま食べた方が好き)

【公共交通案内】
●JR磐越西線 山都駅からタクシー利用 約15分

新宮熊野神社の長床(喜多方市)【会津考察#20】

Nagatoko in Singu kumano jinja shrine (Kitakata city)


新宮熊野神社(喜多方市)

 


 新宮熊野神社は,源頼義(みなもとのよりよし)・義家(よしいえ)親子が1055(天喜3)年に紀州熊野から熊野堂村(河東町)に勧請創建したのが始まりで,その後1089(寛治3)年にこの地に遷座して現在まで至っている.その中にある長床(ながとこ)は,平安末期から鎌倉初期の時代に拝殿として建てられたといわれており,長くて太い柱の配列が特徴の建築物である.直径1尺5寸(45.4cm)の円柱44本が10尺(303cm)の等間隔に5列並んでいる.1963(昭和38)年に国の重要文化財に指定されている.
長床は,1611(慶長16)年の大地震で倒壊してしまい,蒲生氏郷が旧材を用いて一回り小さくした長床(拝殿)を再建した.1974(昭和49)には解体修理が行われて,出来る限り当初の姿に復元している.境内には創建時に植えられたといわれている約8mの大銀杏があり,紅葉時には黄色に色づいた美しい姿を見ることができる.
ちなみに,1089(寛治3)年に長床が建立されたとすると,東北地方では長床が一番古くなり,その後1124年に平泉の中尊寺金色堂(岩手県)が建てられ,続いて1160年に白水の阿弥陀堂(いわき市)が建てられたことになる.

参道が続く

イチョウの木と長床

イチョウの木の下には,落ちた葉っぱで「黄色いじゅうたん」となっていた

長床(拝殿)の正面

奥の階段上部に熊野三社の本殿がある
ここが拝殿であることがわかる

太い柱が並んでいる.窓や壁はない.

3つ並んだ本殿

【公共交通案内】
●路線バス(会津バス)
喜多方駅→新宮(長床)→真木   1日5往復運行(要時刻確認)
・喜多方駅からバス約25分,タクシー15分
※路線バスは通勤通学主体のダイヤのため,タクシーの利用をお薦めします

雄国沼のニッコウキスゲ【会津考察#17】

Nikko-kisuge (The yellow lily) in Oguni-numa


雄国沼湿原

 


 雄国沼湿原は,周囲4kmの雄国沼を中心に標高1100mの高原に広がる高層湿原であり,ニッコウキスゲやヒオウギアヤメ,ミズバショウなどの高山植物が群生しており,雄国沼湿原植物群落として国の天然記念物に指定されている.雄国沼湿原は,ミズゴケやヨシなどの植物が枯れて腐食して積み重なって泥炭層をつくり,長い年月をかけて(何千年,何万年の世界で)造り上げたものである.雄国沼の高層湿原の泥炭層は深さ約1.3mあるという.高層湿原とは,ミズゴケ等の泥炭により地下水位より高いレベルに発達した湿原のことをいう.
雄国沼へは,裏磐梯の檜原湖(国道459号)から登ってくる「雄国せせらぎ探勝路」や,ラビスパ裏磐梯から登ってくる「雄国パノラマ探勝路」の登山道が一般的だが,会津盆地側の喜多方から狭い道路を利用して車で金沢峠まで登ってくることも可能である.しかし,シーズン期になると多くの訪問客がやってくることから,6月上旬から7月下旬までの期間は,ふもとの雄国萩平駐車場(駐車無料)から金沢峠までを一般車通行止めにし,シャトルバス(有料)による輸送を行っている.金沢峠から雄国沼湿原までは,整備された約500段の階段を下りて湿原に降りる.30分程度で木道を一周して金沢峠まで戻ってくることが可能であるが,静寂で神秘的な雄国沼湿原の空気をゆっくり味わって戻ってみたい.帰りは上り階段となるので,段数を数えながら金沢峠のバス乗り場駐車場まで頑張ろう.
 
雄国萩平駐車場
ここでシャトルバスに乗り換える
 
標高1000mまで約25分かけて登る
狭い道路でエンジンを轟かせながら登っていく.会津盆地のパノラマは絶景.
バスは無線機で位置情報の連絡を取り合いながら,すれ違う.
余談だが,昔マイカーで金沢峠まで登ってきたら,
エンジンがオーバーヒートしてしまった経験がある.
 
金沢峠.ここからは歩いて雄国沼へ.
最終バスに乗り遅れたらタクシーを呼ぶこともできるが・・・.

これが金沢峠から眺める雄国沼と雄国沼湿原
 
ひたすら階段を下りていく
ウッドチップが敷いてあり歩きやすい

湿原が広がる

ニッコウキスゲの中を歩く

咲き乱れるニッコウキスゲ.ユリ科の植物
漢字で書くと「日光黄菅」.朝咲くと夕方にはしぼんでしまう1日花
朝から午前中にかけてが見頃のようだが,
この写真は夕方17時頃のものであり,夕方でも見応えは十分

アヤメも咲いている

静寂な湿原の中で

切立橋(隠れた歴史的遺産)【会津考察#13】

The Kittate Bridge


切立橋

 


 猪苗代湖から流れてくる日橋川(にっぱしがわ)の会津若松市(旧河東町)と喜多方市(旧塩川町)と磐梯町の3市町の境に,切立橋(きったてばし)と名付けられたアーチ橋がかかっている.春になると桜が満開となるところでもあり隠れた名所でもあるが,桜のみならずこの切立橋そのものも,実は隠れた歴史的土木遺産として価値のあるものである.
切立橋は,1925(大正14)年に東京電灯(株)(現東京電力)の猪苗代第四発電所建設時(橋のすぐ前の山頂に水力発電所がある)に資材輸送用の線路を敷設した際に日橋川に架けられたもので,磐越西線の広田駅からこの発電所間を結んでいた. 
 この橋は,1890(明治23)年にドイツで製作され翌年に九州鉄道(現JR九州)の鹿児島本線矢部川(福岡県)に架けられていたが,列車の荷重増加に耐えられなくなって引退することになり,この地に移設され転用された.当時の猪苗代水力電気(株)(東京電灯の前身)の社長・仙石貢氏が,かつて九州鉄道の社長でもあったということで,ここに転用されたとのことである.この橋はドイツから日本に11橋輸入されたが,現存する橋はここも含めて僅かに2橋となっているという.ちなみに残りの1橋は,栃木県足尾にある古河橋で,現在は歩道専用橋となっている.
製作はドイツ「ハーコート社」,長さは49m,ボーストリングトラス橋という種類であり,部材をボルトで連結組立するプレハブ橋(現場で組み立てるものをプレハブという)といった特徴がある.所有管理は東京電力猪苗代電力所で行っている.


静かなところで余生を送っている切立橋
 
横からみたところ

6tまでの乗用車は通れるが,コンクリートの床版の上に木が敷いてある.
雨が降ると,通常でもブレーキをかけるとスリップする.
落ち葉の季節は要注意.止まれないと県道に出てしまうので,最徐行で運転を.
 
上流側(左)と下流側(右)
下流には,第四発電所から落とされる水を放流する吐口があって,
そこから下流はおどろくほど水量が増加する.
水質のきれいな猪苗代湖から流れてくるので,水はとてもきれい.

向かいの山には猪苗代第四発電所(水力発電)の施設がある

 

橋の真ん中には,ささやかながら案内板が取り付けられている
でも,この静かな環境が,余生を送るのにはよい環境なのかもしれない.

 
このボルト接合が時代を感じさせてくれる

橋中央の上部に「丸いスピーカーみたいなもの」がぶら下がっているが,
これが何の役目を果たしていたのか不明.ランプ(照明)だろうか?

X型に組まれているトラス部材

桜の季節になると,また美しい橋となる.

橋の親柱には「東京電力株式会社」の橋名板がある
所有は東電だが,一般車も通行することが可能で,
橋の奥へ進むと鬱蒼とした林となるが,登り坂で抜けると,
ひらけて田畑の広がる柏原集落となり,
まっすぐ進むと農道となってJR広田駅に向かうことができる.

【公共交通案内】
●会津バス 西若松駅→神明通り→若松駅→大和田鍛冶屋前→島(1日4往復 要ダイヤ確認) 島停留所下車 若松駅からバス約30分,下車後徒歩約30分