新木場(木材流通基地)【東京考察#101】

Shin-Kiba (New Wood circulation base)


新木場駅の看板は「木製」

 


  「新木場」は14号埋立地だったところを昭和47年に江東区に編入した地域で,「木場」に代わって木材流通基地の整備が進んでいるところである.木場は2km程北北西にいったところに存在する地域で,江戸時代に日本橋・神田周辺にあった木材置場(貯木場)を集中的に移転させたのが始まりである.その後,最近まで東京港における木材の需要を引き受けていた.しかし,埋立地の造成により内陸地となってしまったこと,木材需要の増大による敷地の狭隘化,さらに木場周辺も含めた江東区は地盤が低く木造家屋が密集していることから抜本的な防災対策の観点から,木材流通拠点を新木場に移転することとなり,現在の新木場ができあがっている.

新木場駅を降り立つと,材木の香りが鼻をつく.木材のショールームなどもあって,木に関するものはあらゆるものを手に入れることができる.お台場とは違って,殺伐とした東京港湾を味わうことができるのも新木場である.付近には東京ヘリポート,キャンプ場や都内唯一のゴルフ場を併設する若洲,ゴミで埋め立てられた夢の島などが存在する.

 
貯木場


材木が積まれている

 
木材関係の会社が集積されている

 
WOOD & DIY ショップ もくもく」(駅前)では
中古の樽やログハウスまで売っている.


丸太がゴロンと置かれている.


砂町南運河の向こうは,若洲である.
コンテナを積み込む船が見える