管理型釣り堀である「磐梯フィッシングロッジ(旧磐梯釣り公園)」へ行きました.
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磐梯フィッシングロッジ(旧磐梯釣り公園)【会津考察#54】
Bandai fishing park

磐梯フィッシングロッジは,かつては磐梯釣り公園という名称だったところで,猪苗代町の県道猪苗代塩川線沿いにある管理型釣り堀である.ルアー・フライを利用する大きめの池と,餌づりができる小さな池2つがあり,時間ごとに利用料金が決められている.
ルアー・フライエリアでは,ニジマス,スチールヘッド,ブラウントラウト,ジャガートラウト,ヤマメ,イワナ,イトウ,コーホ(銀鮭)などが放流されており,持ち帰れるのはニジマス,スチールヘッド,コーホの30㎝以下のサイズとなっている(その他はリリース(放流)となる).
餌づりはニジマスのみとなる.
小さな子供のいる釣りビギナーの家族連れなどは,餌づりの池でそれなりに釣れてワイワイ賑やかに楽しんでいる.一方,ルアー・フライの池はそれなりの腕がないとなかなか釣れない.釣りビギナーである我が家では,子供のルアー釣り練習の場として一匹も釣れなかったのだけれども楽しんでいる.
料金も良心的だし,対応もとても親切なので,子供連れでも気兼ねなく楽しむことができる.連休などの混雑時は,常連さんがスタッフとして手伝っている.営業時間8:00~20:00(ナイターは夏季のみ).レンタル竿もある.
5月連休は,桜シーズンと重なり,花見をしながら釣りを楽しめる贅沢な空間となっている.

チケット売場などがある建物
カレーライスやラーメンなど軽食も食べられる.ルアーも販売している.

ルアー・フライエリアの池.背後の磐梯山と桜が美しい.

同じく,ルアー・フライの池.

魚が来ているんだけれど・・・素人では釣れないんです.

家族連れに人気の餌づりエリア.ニジマスのみ.

連休とあって多くの人で賑わっている.

隣には,釣り池を眺めながらコーヒーを飲めるカフェ「comaya」がある.赤ちゃん連れにもやさしいカフェ.
風が吹くと,桜吹雪がすごい.
動画で桜吹雪をどうぞ!
桧原湖で自然界デビュー!リール竿の練習【目指せ!アングラー#7】
リール(リール竿)を使った釣りは,海釣りと川釣りではちょっと違うらしい.
海釣りのときには,針に餌を付けて海に投げ,リールを巻いて釣り上げるという感じだが,川釣り(淡水魚)の場合は,もっぱら「ルアー」と呼ばれる疑似餌をつけて釣り上げるというもの.
この定義が定かなものなのかまだよく分からないが,ただ,池や湖でリールを使うときは,もっぱらルアーフィッシングのようである.
で,「リールを使って投げる練習をしたい.」ということで,今日は裏磐梯の桧原湖に行ってみた.
桧原湖は「ワカサギ釣り」で有名だが,一方で,ブラックバス(スモールマウスバス)の聖地として,釣り人の間では有名なスポットらしく,まだ肌寒いのにもかかわらず,釣り竿を持った釣り人をチラホラ見かけた.陸から竿を投げている人もいるが,ボートに乗って釣っている人も多い.
ブラックバスは,餌付けて(のべ竿で)釣るのではなく,ルアーを付けて(リール竿で)リールを巻くフィッシングなのである.
ルアー(疑似餌)を付けて遠くに投げ,グルグルリールを巻いて,あたかも生きている餌のような動きを見せて魚を寄せつける.パクリと食いついたら(引きを感じたら)思い切り巻き上げるのであるが,魚がかからなかったときは,再びルアーを遠くに投げて,グルグルリールを巻く.
・・・・・ひたすらこれを繰り返す・・・・・
いやー,これは疲れる.釣りはスポーツだと聞いたことがあるが,まさに運動である.こんな釣りもあるなんて知らなかった.
さて,息子は,広々とした桧原湖畔で,周りを気にせず思いっきり竿を振り上げることができて,バス用のルアーなのかは定かではないが,リール(スピニングリール)を投げて巻き上げるコツを掴んでいた.
釣れたかって...自然界はそんなに甘くありませんでした!
+
桧原湖畔で.

まだちょっと肌寒い.残雪がある.
数日後の新聞に「熊が出た!」との記事が.まさに釣りをしていた場所! 桧原湖で釣りをする場合は熊にも注意しましょう!
ますつり公園(にじます亭)【白河見聞録#14】
ますつり公園は,にじますの養魚場(林養魚場)として1935(昭和10)年に創業したのが始まりで,戦後,養殖池の一部を釣り池として解放したものである.最大300名が同時に釣りを楽しめるという.
家族連れで気軽ににじますやいわな釣りを楽しむことができ,釣った魚はレストランで調理して提供してもらえる.ただし,釣った魚はリリース(放流)することができず,全て買い上げなければならないので,食べられる分(持ち帰れる分)だけ釣り上げないといけない.3人なら3匹程度か.竿は1本100円.
意外と簡単にすぐに釣れるので,釣りを楽しみたい子供には,ちょっと物足りないかもしれない.
釣った魚は.にじます 150円/100g,いわな 250円/100gの料金で買い上げることになる.今回は大小4匹釣って,魚代1734円であった.
そして,料理をしてもらう場合は加工代として,塩焼き 100円/1匹,フライ 100円/1切(1人前),お刺身 100円/1人前かかる(税抜き).
一見すると「安い」と感じるが,ポイントは「1人前(1切)あたり」となっているところ.3人いれば300円となり,「塩焼きとフライと刺身を3人分作ってください」となれば,100円×3人前×3種類=900円となる.ライスは150円.
今回は,塩焼き2匹,フライ4切,刺身3人前,ライス1つで,1050円.魚代とあわせると2884円となる.
さすが新鮮なにじますだけあって,味は大変おいしかった.釣り堀を囲んで日本庭園もあるので,釣りをしなくても,散策だけでも楽しめる公園である.入場料は無料.もちろん食事のみも可能である.営業時間9:00~18:00(冬期間は17:00).水曜日定休.福島県西郷村にある.




ジュンク堂書店(うすい百貨店9階)【郡山見聞録#115】
うすい百貨店の9階フロアに広がる本屋が「ジュンク堂書店」である.なんといっても福島県内最大規模となる65万冊以上の蔵書を誇るお店で,雑誌から専門書まで幅広く取り扱っている.
かつて,1999(平成11)年から2010(平成22)年9月までは「八重洲ブックセンター・郡山うすい店」であったが,閉店した翌月にジュンク堂書店となって再オープンした.
ここに来れば欲しい本が手に入る.色々な種類の中から,自分に合った本を選ぶことができるので,とても重宝する.インターネットが発達した時代でも,実際に自分の目で見て買うことができる大きな本屋は,絶対に必要である.
ここは,朝から晩まで,ずっといても飽きない,そんな本屋である.

高いところまで並べられる本棚

雑誌コーナー
ますつり公園で魚釣り【目指せ!アングラー#6】
屋外で釣りがしたいと言うことで,県南地方の西郷村にあるますつり公園に行くことにした.
詳しくは,以下の別ページに記載しているが,お店の目の前にある池に放されているにじますを,食べられる分だけ釣り上げて,それを調理して出してくれるというもの.
まぁ,まだまだ自然界での釣りは難しいので,このような管理型の釣り堀で魚を釣るのがよい.
材質は竹,浮きはなく,竿の先に糸を垂らして針が付けてあるといったシンプルな竿.餌を付けるとにじますが寄ってきて,結構簡単に釣ることができた.合計4匹なり.

息子曰く,
「引きが強い! これまでの釣り堀とは違う!」
養殖とはいえ,外で育てられたニジマスは元気がいいのかも!?
のべ竿とリール竿【目指せ!アングラー#5】
釣り竿にもいろいろあることがわかった.
ぐるぐる糸を巻くためのリールを付ける竿を「リール竿」,竿の先に糸を垂らして餌を付ける竿を「のべ竿」というらしい.
ひとまず,竿がなければ始まらないので,安い千円台の「のべ竿」と「リール竿」を1本ずつ購入することにした.
のべ竿は構造が単純で,言うなれば「ただの棒」である.ただし,釣りがしやすいように,タケノコのように折りたためるようになっていたり,先っぽが赤くなっていて糸が付けやすいようになっていたりと工夫がされている.
一方,リール竿はリールを取り付ける部分があって,竿には糸を通す丸い輪っかがついている.しかし,リールってどうやって使うんだろうか? 餌付けてぐるぐる巻けばいいの? 屋内型の釣り堀ではリール竿は使っていないので,よく分からないのでありました!
指南書!「ゼロからの釣り入門」【目指せ!アングラー#4】
竿と餌があれば魚は釣れるということはわかった.しかし,どんな竿がいいのか,針はどうやってつけるのか.そんな素人の我々に指南してくれるバイブルがこれ.
「ゼロからの釣り入門」小学館(税込864円)

イラストや写真で丁寧に説明が書かれているし,導入部分ではマンガで説明もされている.漢字全てにひらがながふられているのも子供が読むのに向いているが,決して子供向けというわけでもない内容である.隅から隅まで全ての文書を読みこなせれば,相当釣りに関する知識が身につくと思う.
これまで釣りをしたことがない人には,とても読みやすい入門書である.
パラパラとめくってみると・・・
延べ竿とリール竿(なんでもできるのは万能竿!?),おもりの種類,浮きや針などのしかけ(何だサルカンって?),糸の結び方(ユニノットって?),管理釣り場のルアー釣り・・・・★※▲◇×!?!?
いや~,覚えることがいっぱいあって,本当に釣りができるようになっていくのか心配になってきた・・・・
ブリューゲル展(郡山市立美術館)【郡山見聞録#114】
画家一族150年の系譜「ブリューゲル展」が郡山市立美術館で開催されている.ブリューゲルは16世紀の半ばに活動した画家で,子供や孫に才能が受け継がれて150年にわたり優れた作品を作ってきた.
欧米の個人のコレクションが今回公開されたもので,作品数(キャプションナンバー)は101(品),第1章から第7章まで(宗教と道徳,自然へのまなざし,冬の風景と城砦,旅の風景と物語,寓意と神話,静物画の隆盛,農民たちの踊り)で構成されている.日本初公開となるため多くの人が訪れる特別展となっており,昨年(2018年)1月23日から上野の東京都美術館(東京展)で始まったのを皮切りに,これまで愛知展,北海道展,広島展と開催され,最後に福島展(郡山)となっている(東北唯一の開催).
そんなすごい特別展が郡山で見られるとあって,いつもよりも多くの人で賑わいを見せていた美術館であったが,それでも東京の人気のある展示ほどの芋洗い状態ではなかったので(今はそうであり,3月は混雑するかもしれない),ゆっくりと観覧することができてよかった.
また子供でも絵に興味が持てるように,展示されている絵画を見てクイズに答える「家族で楽しむブリューゲルクイズ」があって,答えを応募用紙に書いて応募するとブリューゲル×スマーフグッズがあたるというイベントも行われている(中学生以下対象).生き物や動物の好きな子供にはとてもよいクイズである。
出口にはミュージアムショップがある.レアで購入したくなる品が並べられている.虫の好きな息子は,トンボのキーホルダーを購入した.
開催は2019(平成31)年3月31日まで.9:30~17:00.入場料大人1,500円,高校・大学生900円,中学生以下は無料.郡山駅から路線バス(東部ニュータウン行き)と臨時バス(郡山市立美術館行き)も運行されている(土日祝はおよそ25分~50分間隔.所要時間約10分).


スーパーフィッシング(釣り堀)【郡山見聞録#113】
昆虫から水生昆虫へ.水生昆虫から釣りへ.息子の興味が魚釣りになってきて,ついに釣り堀デビューを果たした.アミューズパーク郡山のスーパーフィッシングでは屋内で釣りができる.
全天候型屋内釣り堀で,「すわり池」「五目釣り池」「ミニ池」の3つから選んで釣りをすることができる.
すわり池は,大物マゴイが釣れる池で,最も広く人気が高い.釣った魚の数や大きさによってポイントがたまっていき,80cmの大物の鯉やナマズ,チョウザメもいる釣り堀.ナマズやチョウザメはほとんどつれないが,鯉はそれなりに釣れる.40cmを超える鯉を釣ったときには網に入れてバシャバシャ暴れるので,汚れても良い服装で行かないといけない.餌も3種類から選べる(練りえさ・固形のえさ・粉の餌.さらにまき餌もついてくる).2時間1,500円.
五目釣り池は,ビギナーや子供にお勧めで,鯉・ナマズ・チョウザメのほかに金魚がたくさん泳いでいる池で,その名の通りなんでも入っている五目釣りの池.金魚は持ち帰ることも可能.
ミニ池は,小さな子供にお勧めの金魚だけの池.こちらも持ち帰り可能.
やり方がわからないときは,お店の人に聞くと丁寧に教えてくれるので,遠慮なく聞いてみるとよい.建物の外観は古めかしいので入るのを躊躇するかもしれないが,入ってみるとそんなに気にならずに遊ぶことができる.
アミューズパーク郡山には,釣り堀以外にも,バッティング・ボーリング(超安い,1ゲーム100円!)・卓球・ビリヤード・クレーンゲーム・猫りすウサギカフェ・宝探し(砂利の中から宝石を探す)・バーベキュー(猫りすウサギカフェの真ん中にある.臭いが・・・)があって,この混沌とした遊び場がまた面白い施設である.

屋内型の釣り堀で【目指せ!アングラー#3】
まずは,魚を釣るということがどういうものなのか,体験してみないといけないということで,屋内型の釣り堀に行ってみることにした.
郡山市内にはスーパーフィッシングという全天候型屋内釣り堀があって,気軽に釣りを楽しむことができる.
マゴイや金魚を釣ることができるのであるが,何しろ釣りが初めてとなる息子の初デビュー!まずは,金魚釣りをやってみることにした.
「餌をつけて,浮きがチョンチョンと動いたら引き上げて」
お店の人にコツを聞いて7匹の金魚を釣り上げました!初めてにしては上出来かな.

ブラックバスの扱い方【目指せ!アングラー#2】
ブラックバスは外来魚として有名で,繁殖力も強く,在来種を食べてしまうため,生態系を乱す魚として,「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(外来生物法)により「特定外来生物」に指定されている魚である.
ということは,持ち出すことや,ほかの川に放流することはできないわけで,祖父母の洗い場で捕れたブラックバスは,一旦,同じ場所に戻したのであったが,法律的解釈に基づくとどう扱ったら良いのか.
福島県内の淡水魚に関する試験・研究を行っている「福島県内水面水産試験場」に聞いてみることにした.
「国の法律により、ブラックバスを生きたまま運搬(引取)することは原則禁止されています(別添PDFの88ページ「コラム」参照)。このため、ブラックバスは空気中での乾燥・窒息等により殺処分し、一般廃棄物として処分するのが妥当であると考えます(別添PDFの57ページ「外来生物法の規制の対象」、88ページ「5 処理方法の検討」参照)。
また、食用として活用することもご検討ください(「キャッチアンドイート」のパンフPDF参照)。」
と,資料付きの丁寧なメールで教えていただいた.
運搬してもいけないし,移動してもだめ.釣ったら処分(食べることも含めて!)するしかないのが法律上の解釈のようである.
祖父母の家の洗い場は,下流に逃げていくことが物理的に不可能な構造なので,しばらくは,そのままブラックバスを泳がしておいても問題ないと判断している.
でも,小さな子供に,ありのままに「外で干からびるまで置いといてゴミに出す」とは言えないな~...

野口英世記念館【会津考察#53】
Hideyo Noguchi Memorial Museum
千円札の肖像となっている野口英世.黄熱病の研究者として有名であるが,福島県猪苗代町で生まれ育った野口英世の遺品や資料を紹介している博物館が「野口英世記念館」である.国道49号線沿いにあるので,車で会津にやってくると目にとまる施設である.周辺には世界のガラス館や喜多方ラーメンなどがある.
野口英世記念館の歴史は古く,開館は1939(昭和14)年となる.2015(平成27)年に全館リニューアルされて,子供も一緒に楽しめる,魅力ある展示内容に生まれ変わった.館内にある生家は,建てられてから200年近くが経つが,当時のまま保存されて公開されている.野口英世の大きな功績を知る施設として,是非一度は訪れておきたい.

記念館は国道49号線沿いにある.

車は国道沿いの猪苗代町営無料駐車場に停められるが,雪がないときは裏側にも駐車場がある.

入口

チケットカウンター・受付.大人600円,子供300円.

まずは,外にある生家を見てくださいと言われる.

築200年近くたつ生家.当時のまま.1823(明治44)年建築.

英世直筆の「忍耐」と刻まれた碑

英世(清作)が1歳半のときに火傷した囲炉裏.当時のまま.


東京に上京するときに決意を刻んだ床柱.
「志を得ざれば再び此地を踏まず」

2階の展示スペース.映像シアターもある.

英世の生涯を4つの時代にわけて紹介している.猪苗代・会津若松→東京→アメリカ・デンマーク→中南米・アフリカ.自ら研究を行っていた黄熱病にかかって亡くなる.

母シカの直筆の手紙.英世は一度だけ里帰りが叶っている.
「はやくきてくたされ」

いろいろな角度から英世の素顔を紹介している.

野口英世のカラー写真.白黒でしか見たことがなかったのでこれは新鮮.

野口英世ロボット.いろいろな対話を楽しめる.

英世が研究していた「細菌」についても学べる.

映像で遊び感覚で学べる.

生家と銅像.銅像はロックフェラー医学研究所より開館記念として1930(昭和5)年に贈られたもの.

白衣を着て記念撮影ができる.

記念撮影.パチリ.
感動と涙があふれてくる,そんな博物館である.
祖父母の家にブラックバスが【目指せ!アングラー#1】
会津若松市にある祖父母(息子からみたら曾祖父母)の家には,用排水路を利用した小さな洗い場がある.生き物や昆虫に興味のある息子は,冬の間はバッタやカマキリ,ヤゴやスジエビなどの虫たちを捕まえることができず,早く春が来るのを待ちわびていたのでした.
が,寒い冬のとある日,その洗い場(小さな池といっていい)に1匹の魚の影を発見した.

早速,網ですくってみると・・・
「うわー,でかい鯉だ~」
寒さから動きが鈍いようで,簡単にすくうことができたが,こんなにでかい魚がいるなんて思ってもいなかった.

のちのち,詳しい人に写真を見せると,
「これは,ブラックバス,それもコクチバスだね~」
ブ・ブ・ブラックバス!(生まれて初めて見た!)
この日以来,虫好きな息子の興味は,一気に釣りへと傾いていった.
「釣りがしたい,釣りがしたい」
いままでほとんど釣りをしたことがない私.何からどうやって釣りを始めればよいのか? じっとがまんして魚が釣れるまで待つのは何が楽しいのか,魚はスーパーで買えばよい,私の釣りへのイメージはそんな感じであった.
アングラー(釣り人)への道を歩み始めるきっかけとなった出来事でした.
ヨークベニマル横塚店【郡山見聞録#112】
ヨークベニマル横塚店は,美術館通りのJR線地下トンネルをくぐって東部ニュータウン方面に走った右側に存在するスーパーである.ヨークベニマルの中でも大型の売場面積を持つ店舗であるが,2017(平成30)年10月に,それまでの衣料品売場がなくなって食料品売場にリニューアルされた.
特に充実しているのがお総菜やお弁当などの食料品.べに家の弁当,とんかつ太郎,旬肴花ごろも,潮菜などの商品がズラ~りと並べられている.そしてここで購入した弁当類は,隣のイートインスペースで食べることができる.
スーパーにフードコートが併設されたものであるが,カウンターで販売している軽食やスナック類だけではなく,お店の中で購入した商品も食べられるところがポイント.隣にはパン屋もあって,甘い菓子パンとセブンカフェの組み合わせでもくつろげる.

イートインスペース

品揃えが豊富な食料品売場

お総菜売場
日本橋高島屋S.C.新館の地下1階食料品売場【東京考察#359】
Foodstuff shop located in basement 1st floor of Nihonbashi Takashimaya new wing

日本橋高島屋S.C.の地下1階
2018(平成30)年9月25日に,日本橋高島屋S.C.の新館がオープンした.これにより本館,新館,東館,タカシマヤ ウオッチメゾンの4館が一体となる「日本橋高島屋 S.C.(ショッピングセンター)」 が誕生し,より魅力的なショッピングゾーンが生まれた.
新館全体の模様はまた別の機会に紹介することとし(正直な話,地下1階しか行かなかった!),今回は新館地下1階の食料品売場にスポットを当ててみた.新館は地上31階建ての日本橋高島屋三井ビルディングの地下1階から7階に位置しており,テナント114店の専門店からなっている.
食料品売場の最大の特徴は,イートインスペースが多いこと.そのお店の味をその場で味わうことができる.

左側が新館.右側は重要文化財にも指定されている本館.

カウンターのイートインスペースがある.

オシャレな空間である.

イートインスペース


1階のショーウィンドウ.クリスマスの装飾.
「こどもたちを笑顔にさせよう」
浅草文化観光センター【東京考察#358】
Asakusa culture tourist information center

浅草文化観光センター
浅草文化観光センターは,浅草雷門の道路向かいに建つ台東区の観光情報センターである.隈研吾の設計により,平屋の建物を積み重ねたイメージで造ったという.2012(平成24)年にオープンした.
建物は地下1階から地上8階までで,敷地面積はそれほど広くないため,1フロアーに1施設といった感じに作られている.地下1階は化粧室のみとなっており,誰でも清潔なトイレが利用できるのは嬉しい.
最上階の8階は展望テラスと喫茶室となっており,浅草寺から仲見世までの景観がダイナミックに眺めることができる.
また,観光センターでは,観光ボランティアや外国人観光客ガイドツアーも行っており,観光客へのおもてなしも充実している.
スカイツリーのオープンにより,浅草への観光客がさらに増えたように思う.外国人観光客にも人気が高く,雷門の前は写真を撮影する人・人・人でごった返している.そんな浅草の見所を紹介しているビルである.

浅草文化観光センター入口

1階は案内ロビー.大きなビジョンでも浅草を紹介している.

外貨両替所もある.

2階観光情報センターでは,無料インターネット(多言語)や観光情報誌の閲覧などができる.

1階から2階への通路からは,窓越しに雷門を見ることができる.ここから見た方が雷門をよく見れると思う.

多目的スペース.イベントなどで活用できる会議室もある


6~7階にある展示スペース,多目的スペース
台東区の見所や歴史・文化を紹介している.

外の階段を上って8階へ.

浅草寺から雷門までの仲見世が鳥瞰できる

「ここから手を出さないでください.カメラ,スマホなどの落下が多発しています」 撮影したくなる気持ちはよくわかる.

8階の展望テラスからはスカイツリーが目の前に.

8階には喫茶室もある.

地下1階はトイレのみ.

エレベーターホールにある大きな熊手.
福運や財を掻き込むという縁起から,御守りとして江戸時代から受け継がれているもの.

台東区のジオラマ.
隅田川の水上バス(東京都観光汽船(TOKYO CRUISE))【東京考察#357】
Tokyo Cruise(Sumida River water bus)

水上バスの船内から
日の出桟橋(乗船地)
浅草から日の出桟橋までの隅田川水上バスは,ツアーコースなどにも組み込まれており,一度は乗ったことがあるかもしれない.現在は,「東京都観光汽船(株)(TOKYO CRUISE)の隅田川ライン」と「(公財)東京都公園協会の東京水辺ライン」の2つが運航されているが,昔から馴染みがあって運航本数が多いのは,前者の東京都観光汽船の水上バスである.
浅草と日の出桟橋を約40分で結ぶが,浅草からの便のみ,途中,浜離宮に立ち寄るルートとなっている.お台場や高層ビルやマンション,築地市場跡地,そして技術的にも評価の高い隅田川にかかる橋梁を眺めるなど,普段とは違った視点で東京を眺めてみるのも面白い.
今回は,日の出桟橋から浅草まで乗船した.

日の出桟橋までは,ゆりかもめの「日の出駅」から歩いて行くと便利.駅のエレベータ内には,水上バス乗り場の案内が貼ってある.

シンフォニーと書かれた建物が最初に見えるので,ここが水上バスのりばかと思ってしまうが,こちらはクルーズ船「シンフォニー」の乗船ターミナル.水上バスはさらに奥(左手側)となる.

ターミナル前には大型バスが待機できる駐車場がある.ツアーでは片道乗船として,バスを先回りして乗客を乗せる.

こちらが水上バスの乗船のりば.

中に入るとまずはCafe.奥に券売機と桟橋がある.


カフェのメニュー.チョロQのお土産も買った.

時刻表.浅草までの隅田川ラインの他に,お台場ライン,東京ビッグサイトラインなどがある.

チケット.大人780円.

パンフレット.

桟橋を歩いて乗船となる.今日の船は「竜馬」定員560人.

後部デッキ.天気が良いとガラスの仕切りを開けることができる.

2階船室

1階船室

1階船室の前に売店がある.アルコールも販売している.航行している途中で船内販売もある.

後ろのデッキからの眺め

他の水上バスとすれ違う.こちらは東京水辺ラインの船.

柳橋.神田川の合流点.

清洲橋.耐震補強工事をやっているため,全姿は見られず.足場の形が富士山のよう.

売店でカフェを注文すると,専用のカップで渡される.東京の名所がイラストで入っている.

東京スカイツリーが見えてきた.

吾妻橋の下側!

浅草に到着.水上バスターミナルは新しい建物になった.

浅草の水上バスのりば.浅草駅のすぐ近く.
浅草・隅田川ライン(降船地)
田端駅北改札構内の空間【東京考察#356】
Space in Tabata Station premises

田端駅北改札を入った先の空間
こういう空間は好きである.何年前(何十年前?)かは忘れたが,田端駅のホームから北口に向かうエスカレータを含めた開放的な空間が改良工事によって出来上がり,その空間がなんかいい.エスカレーターから下ってくるときなど,なんかちょっとだけ開放的な気持ちになる.
特にこれぞ!といったものではないが,なんか個人的に好きな空間なのでご紹介する.

アトレヴィ田端の駅ビル2階にあるTSUTAYA(ツタヤ)の奥にあるガーデンテラスから撮影.ここでは購入前の本を読むこともできるし,スタバの飲み物を持ってきて飲むこともできるスペース.

同じ場所(ガーデンテラス)から,スタバマークを外して撮影したもの.

北改札口から田端駅構内に入る.

前述の写真は,左上のスタバマークの下から撮影.

突き当たりまで歩く.

下をのぞくと,山手線の線路が真上から見られる.両脇は京浜東北線.
エスカレーターに乗って・・・

↓

↓

エスカレーターを徐々に降りる
ゆっくり走るジェットコースターみたい
この上から眺められる鳥瞰が好き.
ファーブル昆虫館【東京考察#355】
Fabre insect pavilion

ファーブル昆虫館の入口
ファーブル昆虫館は文京区千駄木にあり,NPO法人日本アンリ・ファーブル会が運営している施設である.フランス文学者である奥本大三郎氏(館長)が昆虫に関する標本などを収蔵している建物であるが,一般の人が入れるのは展示室の1階と,ファーブルの生家を再現した地下1階のみとなる.2階以上は標本収蔵庫や研究室・集会室となっており立ち入りはできない.
日本アンリ・ファーブル会は,フランスの博物学者であるファーブルをひとつの理想像として,日本の子供を中心に自然に対する健全な感覚を養い育てることを目的として活動しており,子供たちが虫に楽しむきっかけを作るため,昆虫採集や標本教室などのイベントを開催している.子供たちは遅くとも10歳くらいまでのあいだに,仲間と自然の中で遊ぶことが望ましいとのことである.(ファーブル昆虫館パンフレットより)
館内を個人的に撮影することはできるが,SNSに掲載することが禁止されているため,館内の写真は掲載していない.最近は昆虫を見られる機会も減ってきているが,昆虫の生態を知れば知るほどその奥の深さを感じる.
入場は無料であるが,運営資金とするための募金を行っている.開館は,土曜日と日曜日の午後1時~5時のみ.ホームページを確認してから訪問する方がよい.

ファーブル昆虫館は住宅街の中にある

お土産に買った標本.左がタマムシ.右がオオスズメバチ.売り上げは昆虫館の活動資金となる.
[Inawashiro Station – Dr.Noguchi museum – Lake Inawashiro / Bandai Toto Bus]Timetable
BUS
Bandai Toto Bus
[Inawashiro Station – Dr.Noguchi museum – Naga hama beach (Lake Inawashiro) – Aizu Recreation Park]
[猪苗代駅 – 野口英世記念館 – 長浜(猪苗代湖) – 会津レクリエーション公園]
| JAPAN RAIL PASS JR East-South Hokkaido Rail Pass JR EAST PASS (Tohoku area) |
× |
| TOHOKU HIGHWAY BUS TICKET | × |
| Aizu Gurutto Free Pass (会津ぐるっとカード) | ○ |


[Inawashiro Station – Goshiki numa – Ura Bandai kogen – Kitakata Station / Bandai Toto Bus]Timetable
BUS
Bandai Toto Bus
[Inawashiro Station – Goshiki numa – Ura Bandai kogen(Lake Hibara) – Kitakata Station]
[猪苗代駅 – 五色沼 – 裏磐梯高原(檜原湖) – 喜多方駅]
Summer Version(1 Apr.-30 Nov.)
Winter Version(1 Dec-31 Mar.)
| JAPAN RAIL PASS JR East-South Hokkaido Rail Pass JR EAST PASS (Tohoku area) |
× |
| TOHOKU HIGHWAY BUS TICKET | × |
| Aizu Gurutto Free Pass (会津ぐるっとカード) | ○ |


不動ブナと木地師の里ミニ資料館(湖南中ノ入地区)【郡山見聞録#111】
郡山市街から県道を湖南方面に走り,国道294号を左折した先に湖南町三代中ノ入集落がある.ここは木地師(お椀やお盆などの木工品を加工する職人)が,会津の基礎を作った蒲生氏郷に従えて滋賀県愛智郡から会津藩領(湖南含む)に移住したところである.ほとんどが「小椋」姓を名乗っている.会津地方で400年近い歳月を全うし,会津塗りの発展に大きく貢献してきたところで,木地師はトチノキやブナノキ,ケヤキなどの木材を求めて山から山へ移り住む生活をしていたが,その後,炭焼きや農耕を主として一カ所に定住した生活を送るように変わっていったという.(参考資料:「旧会津藩領地御代村中ノ入木地師集落が歩んで来た今から遠い昔のお話で御座います」著作:小椋富士男,監修:小椋覚)
そんな歴史のある中ノ入集落を山奥に入っていったところにブナ林がある.毎年,地元の「郡山市橅の森を守る会」の有志が集まって遊歩道の整備などが行われており,今回木材運びなどのボランティアとして活動に参加した.山を詳しく知る地元の方だけあって,木柵や東屋の建て付けの手際がとてもスムーズ.山を生活のフィールドとしてきた皆さんは,活き活きと笑顔で楽しく作業を進めていた.
ふもとには不動明王と不動滝,遊歩道を登っていくと県内で数少ないブナ林を歩くことができ,頂上には推定樹齢350年の大きなブナの木が立ち,猪苗代湖や磐梯山,天気が良ければ飯豊連峰を望むことができる.不動ブナふもとには駐車場と簡易トイレ,東屋が整備されているが,中ノ入集落からふもとの駐車場までは砂利道を進んでいくことになるので注意.
また,中ノ入集落には,木地師としての生活や歴史を展示した「木地師の里ミニ資料館」がある.入口に記載してある携帯電話に連絡をすれば中に入ることができる.
木地師の里ミニ資料館の地図



看板には会長,工事部長,事務統括,庶務・・・
地区住民の強い絆を伺い知ることができる







地元有志の皆様

[Aizu Tajima Station – Aizukogen Oze guchi Station – Hinoemata – Numayama Touge(Oze) / Aizu Bus]Timetable
BUS
Aizu Bus
[Aizu Tajima Station – Aizukogen Oze guchi Station – Takatsue ski resort – Hinoemata – Numayama Touge(Oze) ]
[会津田島駅 – 会津高原尾瀬口駅 – たかつえスキー場 – 檜枝岐 – 沼山峠(尾瀬)]
| JAPAN RAIL PASS JR East-South Hokkaido Rail Pass JR EAST PASS (Tohoku area) |
× |
| TOHOKU HIGHWAY BUS TICKET | × |
| Aizu Gurutto Free Pass (会津ぐるっとカード) | × |


ダイコクドラック閉店【郡山見聞録#110】
ヨドバシカメラ(アティー)の裏口から出たところにあったダイコクドラック.2018(平成30)年10月5日に閉店となった.閉店後は仙台のダイコクドラックをご利用くださいとの張り紙が貼ってあった.
ダイコクドラックは大阪に本社を置くドラックストア(ディスカウントストア)で,関西方面で多く展開しているお店である.ど派手な商品説明や割引告知など,東北地方にはあまり馴染まないような店舗だったが個人的には好きであった.郡山駅前にあるドラックストアとしては品揃えも豊富だっただけにちょいと残念である(ドラッグストアは他に,北側エスパルの1階奥にマツモトキヨシがある).
ダイコクドラックの楽天ポイントカードが,これまた「DDプリンセス」と呼ばれるダイコクドラックがつくったガールズユニット(歌まで出していて曲が店内に流れている)が印刷されたカードで,ダイコクドラックでレジの人に出すときはいいが,他店のマクドナルドで若い女性の店員にこのカードを出すとちょっと恥ずかしい(マックの店員は必ずカードの表面を見て確認をする).
現在,ヨドバシカメラの入るアティー(Ati)の耐震工事と外壁内装リニューアル工事が進められているが,ちまたの噂では1階部分が増床されるようで,このダイコクドラックだったところが広げられるとの憶測が囁かれている.どのようになるのか,アティの改装工事の完成が楽しみである.
午後3時頃の赤羽1番街界隈(北区)【東京考察#354】
Akabane 1st Avenue shopping area around 3 pm(akabane Kita ward)

赤羽東口界隈
最近「赤羽」が注目されるようになった.北区のなかで最も商業施設が豊富で栄えている赤羽.かつて(だいぶ前だが)は,赤羽線から京浜東北線に乗り換えるのに,地下まで降りて薄暗い通路をくぐり抜けて汚く不便であったが,今は高架駅も完成し,エキュート赤羽の駅構内の商業施設も非常に充実してオシャレな駅に生まれ変わり,京浜東北線や埼京線のほか,湘南新宿ラインや上野東京ラインの開通により,交通の便もとてもよくなった.
そして,深夜に放送されたTVドラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」や清野とおる作の漫画「ウヒョッ!東京都北区赤羽」によってさらに赤羽が広く知られるようになって,なんといっても,千円でベロベロに酔える「センベロの街」としても有名で,飲み屋街が広がっているのは駅東口の赤羽1番街界隈である.午後3時頃に訪問してみた.

駅改札から東口に出ると,左手(北側)方向の横断歩道を渡った先に赤羽1番街がある.「本当に住みやすい街大賞2017 第3位」と看板が掲げてある.「本当に」とは本当になのである.3位なのに看板が出てしまうところが素晴らしい.

飲み屋の街と言われているが,大型スーパーなども充実していて,西口は病院や住宅地が広がり,都心にも意外と近く,子育てをするのにも住みやすいのが赤羽だと思う.

あまり細かい説明は省く.とにかく飲み屋街が広がっているエリアである.一番最後の写真の奥には北区立赤羽小学校の正門がある.

北区赤羽小学校の正門.運動会が近いのか,鼓笛隊の練習が行われていた.商店街(飲み屋街)のど真ん中に小学校があり,鼓笛隊の練習を聞きながら,ちょいと一杯といったところ.地域と学校が融合していると感じる.なお学校の反対側にも登校口があるので,必ずこの門を通らなければならないわけではない.

赤羽小学校正門の説明板.
「本校は明治9年12月14日福寿院を仮用して開校しました.その後,明治35年12月14日現在地に校舎を落成移転したのです.この正門は創立100年を記念して北区がその時の姿をそのまま復元したものです.昭和50年10月4日」と記載してあった.歴史のある小学校である.

味のあるアーケード街.チョイのみが似合いそうな風情.

赤提灯がとても自然体.

おでんの出汁で日本酒を割ることができる有名な店.立ち飲みである.丸健水産.NHKや徳光さん路線バスの旅などのテレビで取り上げられ,いつも行列ができる.

ホッピー旗の左の建物は赤羽小学校.

赤羽点景.お酒を入れるケースを逆さにして椅子にしてしまう風景がとても似合う.最近はおしゃれなお店も増えていて活気がある赤羽である.
なお,赤羽にはダイエーや西友,イトーヨーカドーなど大型スーパーが多くあり,また不動産も安く,池袋駅まで3駅9分,東京駅まで3駅17分と都心に近く,2017(平成29)年には駅西口の赤羽台中学校跡地に東洋大学赤羽台キャンパスがオープンするなど,子育ても含めてとても住みやすい街である.下町で人情味がありとてもホッとするし.
渋谷ストリーム【東京考察#353】
SHIBUYA STREAM

渋谷ストリーム
渋谷ストリームは,現在は地下へと移った東急東横線渋谷駅のホームと線路跡地及び周辺地区を再開発したもので,2018(平成30)年9月13日にオープンした.ビルは地上35階,地下4階(高さ約180m)であり,事務所のほか商業店舗,ホテル,ホールなどを備えている.また,ビルの再開発とあわせて,隣に流れる渋谷川のリニューアルや代官山方面への遊歩道の整備も行われ,とてもオシャレな空間へと変貌している.

地下鉄渋谷駅から直結している.渋谷駅16b出口.

エスカレータを上って1階へ.

稲荷橋広場.ビルへ向かう階段が広がる.

脇を流れる渋谷川.壁面を川の水が流れており,アートとなっている.本物の川の水が流れているため,ちょっと臭いが漂うところは愛嬌.

自撮り観光スポット.

渋谷川を灯りでつなぐ「ツナグアカリ」.夜になると灯りがともって幻想的な空間となる.期間限定のイベント.

ビル壁面から草が生えているぞ!!

この形,見覚えのある方も多いのでは.かつて東急東横線渋谷ホームがあったところ.2013(平成25)年3月に地下鉄副都心線との直通運転によって地下にホームが移動したが,この構造物はそのまま残された.

1989(平成元)年に撮影したかつての渋谷駅

ホーム跡地.歩ける.さらにまっすぐ進むと,渋谷ストリームのビルに入ることができる.

かつて線路のあったところには,線路のラインが引かれている.

こちらは1番線.ビルの中まで突き進む線路.

こちらは3番線.

館内の案内図.線路跡には「STREAM LINE」と書かれている.

レストランなど店舗が建ち並んでいる.通路にはかつての線路跡が示されている.

3階から隣のJR線を眺めてみると,埼京線のホーム工事が行われていた.山手線と平行に並ぶように工事を行っている.

オフィス棟はまだオープンしてなかった.

ビルを抜き抜けて歩いて行くと,代官山方面への遊歩道に抜けられる.

かつては渋谷川に沿って,高架橋で東横線が走っていた.そして今,遊歩道となって憩いの場となっている.

線路跡のモニュメントと渋谷ストリームのビル.

ストリームとは「川・流れ」が言葉の意味.
東京都市大学世田谷キャンパス【東京考察#352】
Tokyo City University Setagaya Campus

3号館となる五島記念館
東京都市大学世田谷キャンパスは,旧名で武蔵工業大学の学舎があったところである.東京都市大学は2009(平成21)年,武蔵工業大学創立80周年の際に東横女子短期大学と合併して総合大学となった大学であり,世田谷キャンパスの他に等々力キャンパス,横浜キャンパス,王禅寺キャンパスがある.世田谷キャンパスは工学部と知識工学部となっている.近くには多摩川が流れ,川を渡ると川崎市となる.落ち着いた環境の中にキャンパスがある.

東急大井町線尾山台駅は「東京都市大学世田谷キャンパス前」となっている.尾山台駅からは約1.2km離れており約15分ほど歩く.

駅の裏にある「鳥文」「香月」.いまだにありました.学生時代にちょいのみ(?)したところ.

東京都市大学世田谷キャンパスの裏門.校舎を順次建て替えており,工学部独特の汚らしさがなくなって,おしゃれな感じとなった.

境界は緑の塀となって,明るく開放感のあるものとなっている.

世田谷キャンパスと等々力キャンパス,港北ニュータウンにある横浜キャンパスを結ぶシャトルバス.東急グループだけあって東急バスが運行している.授業のある平日のみ運行.

取り壊しが行われている6号館

かつて講義を行っていた7号館・8号館は,取り壊し真っ最中で,姿はなくなっていた.現在,講義は1号館で行われている.

図書館は,昔食堂のあったところに建てられた.

桜並木は,昔の面影が残るところ.奥に,体育館と食堂(14号館)がある.

さくらガーデン.図書館,体育館・食堂に囲まれた緑のオープンスペースである.

14号館.1階は食堂・カフェ,2階は体育館となっている.こちらもおしゃれな感じになっていた.

1階の食堂.

大宮シェフの「大人のおこさまランチ(500円)」.さすが学生食堂だけあって安い.

やはり,外部利用の方が多いらしく,平日のお昼の利用をご遠慮いただくよう,張り紙が貼られている.周辺は閑静な高級住宅街なので飲食店があまりなく,大学の食堂は重宝すると思う.

Pasmoチャージ機.さすが東急系列の大学だけある.食券もPasmoで購入できる.

10号館.昔から変わらない.工学部らしい迷宮のような建物で,実験室や研究室がごちゃごちゃと入っている感じ.

地下鉄13号線(副都心線)の強度試験実物大模型がおいてある.トンネルのシールド.

水素自動車の研究に使われている.

都市大ウォーターが自販機で売られている.

購買部(14号館(食堂・体育館)地下1階)では,クッキーやキーホルダーなどの都市大オリジナルグッズが売られている.

建築学科は4号館に.

3号館の五島記念館1階には,大学の歴史等を展示してあるスペースがある.「公正・自由・自治」建学の精神である.

スマートフォンを利用した授業の出席確認.いまはこういう時代か.代返や代筆ができない時代である.

大学は閑静な高級住宅街の中にある.

裏門の近くにあるレストラン「たまき」.大盛りナポリタンが有名だった.今でも健在のようである.
UENO3153ビル(上野西郷さんビル)【東京考察#351】
Ueno 3153 Building (Ueno Mr.Saigo Building)

かつて,上野駅しのばす口を出て,ガード下の右側を見ると上野百貨店と書かれ,レストラン聚楽台のあった古めかしいビルが建っていた.西郷会館というビルだったが,老朽化に伴って建て替えを行うこととなり,2012(平成24)年に新しくオープンしたビルがUENO3153(上野西郷さん)である.
西郷さんの銅像がビルの屋上にあるためこの名がつけられている.テナントは基本的に飲食店であり,薩摩魚鮮,上野精養軒,牛タンねぎし,焼肉叙々苑,ペッパランチダイナー,銀座ライオン,まるごと北海道,ロッテリア,コージーコーナーなど.上野駅前で食事処を探しているのであればとりあえずUENO3153ビルに入ってみるとよい.

地下1階には「まるごと北海道」

2階にはペッパーランチ.「いきなりステーキ」と同じ会社なので,メニューはほぼ同じだが,家族連れでも安心できるテーブル席がメイン.

そのほか,上野精養軒や牛タンねぎしなども入る.レストラン聚楽は新しいビルにはテナントとして入らなかった.ただ,中央通り道路向かい側のガード下には「レストランじゅらく」がある.

1階には外貨両替機が設置してある.

UENO3153ビルの隣(上野公園側)には「さくらテラス」という飲食店の入ったビルがある.かつての松竹デパートの跡地で,山手線や京浜東北線の車窓から「上野囲碁センター」の看板と囲碁を打つ人々を見た記憶のある方は多いのではないだろうか.そのビルがなくなって新しくなったのである.
さらに,さくらテラスの隣(上野公園側)には,「バンブーガーデン」がある.かつてはちょっと近寄るのをためらってしまうような汚らしい一角であったこの周辺地域は,一気におしゃれな商業施設に生まれ変わっていた.ここで家族で食事をして,上野公園や上野動物園,博物館・美術館に行くのも全然OKである.


かつての西郷会館のビル.上野百貨店,聚楽の看板が懐かしい.
ECO EDO 日本橋アートアクアリウム2018(江戸・金魚の涼)【東京考察#350】
ECO EDO Nihonbashi Art Aquarium 2018 (Ryo of Edo · Goldfish)

ECO EDO日本橋アートアクアリウム2018は,2018(平成30)年7月6日~9月24日まで日本橋三井ホール(コレド室町1の5階)で開催されていた金魚をテーマにしたアート展覧会である.パンフレットには,「アート,デザイン,エンターテイメントとアクアリウムが融合した水族アート展覧会」と記載している.金魚や錦鯉など数千匹の魚が,様々な色のライトによって幻想的な空間を創り出した空間の中で泳いでいる.
金魚の数もすごいのであるが,夏休み期間中であることもあり,人の数も「もの凄い!」 昨年も開催されていたので,毎年恒例の展示として定着していくのかと思うが,夏の期間は日本橋全体で「ECO EDO日本橋」と題して,五感で楽しむ江戸の涼をテーマに日本橋をゆかたで散歩するイベントを開催している.アートアクアリウムもこのイベントの一つであり,「金魚」がメインの素材として取り上げられている.

夏は日本橋全体が「ECO EDO日本橋」のイベントを開催している.こちらは「金魚大提灯参道」.コレド室町の1と2の間にある仲通り.

アートアクアリウムのポスター

アートアクアリウムはコレド室町1の5階にある日本橋三井ホールが会場.

頭の上を金魚が泳ぐ.天井金魚.この箱の中に金魚が泳いでいる.

錦鯉も泳いでいる.

会場はものすごい人!(暗くてよく見えないかも)

赤い色のアクアリウム.

金魚がいっぱい.

屏風の中に金魚が泳いでいる感じ.

これまた凄い人!

出口には金魚を扱ったショップがある.









